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第一三共(株)【4568】の掲示板 2020/03/27〜2020/06/02

第一三共、新型抗がん剤を国内発売

第一三共が25日、乳がん向けの新型抗がん剤「エンハーツ」を日本で発売した。がん細胞を狙う抗体、攻撃する抗がん剤を組み合わせた「抗体薬物複合体(ADC)」と呼ぶ医薬品。薬物をがん細胞に直接運ぶため、投薬の効果が高く、患者の負担減が期待される。米国で1月に先行発売しており、2020年度は日米で計285億円の売り上げを見込む。

エンハーツは特定のタイプの乳がんで、既存の化学療法と手術での治療が難しい場合などが対象。ADCはすでに他の製品も市場に出ているが、エンハーツは競合品と比べて、1つの抗体に搭載できる抗がん剤の量を最大2倍に増やした。

臨床試験(治験)では、薬剤耐性で既存の抗がん剤が効かなくなった患者の6割で腫瘍が小さくなるなど効果があった。ただ肺炎症状といった副作用も確認されている。国内では治験の症例が少ないことから、全ての症例で使用調査が義務付けられている。

第一三共は国内発売にあたって、医薬情報担当者(MR)約2200人のうち、200人前後をがん治療専門分野として育成。安全性情報を提供しながら市場開拓を進めていく。

第一三共(株)【4568】 第一三共、新型抗がん剤を国内発売    第一三共が25日、乳がん向けの新型抗がん剤「エンハーツ」を日本で発売した。がん細胞を狙う抗体、攻撃する抗がん剤を組み合わせた「抗体薬物複合体(ADC)」と呼ぶ医薬品。薬物をがん細胞に直接運ぶため、投薬の効果が高く、患者の負担減が期待される。米国で1月に先行発売しており、2020年度は日米で計285億円の売り上げを見込む。  エンハーツは特定のタイプの乳がんで、既存の化学療法と手術での治療が難しい場合などが対象。ADCはすでに他の製品も市場に出ているが、エンハーツは競合品と比べて、1つの抗体に搭載できる抗がん剤の量を最大2倍に増やした。  臨床試験(治験)では、薬剤耐性で既存の抗がん剤が効かなくなった患者の6割で腫瘍が小さくなるなど効果があった。ただ肺炎症状といった副作用も確認されている。国内では治験の症例が少ないことから、全ての症例で使用調査が義務付けられている。  第一三共は国内発売にあたって、医薬情報担当者(MR)約2200人のうち、200人前後をがん治療専門分野として育成。安全性情報を提供しながら市場開拓を進めていく。