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LTTバイオファーマの掲示板

2025/3/21
[PC-SODの欧州でのライセンスに関する契約骨子案(タームシート)締結のお知らせ]

 この度、欧州の製薬企業(以下「当該製薬企業」)と当社は、PC-SOD(LT-1001)のオキサリプラチンによる化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)予防薬としての開発において、欧州における独占的なライセンス契約の骨子案(タームシート)を合意・締結しましたので、お知らせ致します。
 
 当社は抗がん剤の一つであるオキサリプラチンによるCIPN予防薬として、PC-SODの開発を進めております。既にご報告しておりますように、日本においては前期第Ⅱ相臨床試験結果に基ずき、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)との治験相談において、第Ⅲ相臨床試験(検証試験)の実施、及びその試験計画が認められ、現在その準備を進めております。一方、海外での開発に関しましては、海外の製薬企業に当社が保有する特許の独占的な実施権(開発、承認登録、商業化)を許諾し(ライセンス契約)、開発を委ねる方針です。そこで、世界中の製薬企業が集まるBIO USAやBIO EUROPEなどのカンファレンスに参加し、パートナー企業を探して参りました。

 その結果、(中略)。
 
 当該製薬企業と当社は2025年6月までに最終的な契約を締結する予定ですが、それまでに当該製薬企業は、当社並びにPC-SODに関する様々な監査(デューデリジェンス)を行います。なお、このタームシートには法的拘束力はなく、今回のタームシートの締結は最終的な契約の締結を保障するものではありません。

 本事業で進捗がありましたら、またご報告致します。

 「PC-SOD(LT-1001)」は、当社独自のDDS技術を用いたバイオ医薬品であり、様々な疾患の原因となっている活性酸素を消去できる画期的な新薬です(世界的にも同様の作用機序を持つ薬はありません)。本試験の対象疾患であるCIPNは抗がん剤治療に伴う副作用の一種で、抗がん剤投与後にしびれなどが生じがん治療が妨げられるため、臨床現場で大きな問題になっています。当社は、この副作用を予防する方法(薬)がないこと、及びこの副作用の原因が活性酸素であることに着目し、開発を進めております。

                                以上

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