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いろいろと激励のお言葉を頂きましてありがとうございます。
まだ胸を張って投稿できますので過去の投稿を更新しておきます。

AstraZenecaに導出したAZD4635に係るものです。
NCT02740985の治験が3月14日にアップデートされています。
被験者数が208名から276名にはたまた増員されました。
AstraZenecaは完全に本気モードだと思います。
以下1月17日の投稿です。

新年早々16億円のマイルストーン収受のIRが出たが、このAZD4635はAstraZenecaへの2015年8月の導出以来、これまでに一時金及びマイルストーンのトータルで47百万ドル(約50億円強)を得てきている。

これまであまりふれられていないことだが、AZD4635は2017年4月にその非常に良好な前臨床試験結果を受けて14億円のマイルストーンを受けている。
これはAgentとしてはすでに最高レベルの評価をされていることを意味していると思う。
前臨床結果により10億円以上のマイルストーンを得るなんていうことは日本にある数十社の全てのバイオベチャーの過去の歴史において一例でもあったかな?

そして今回マイルストーンの対象となった治験(NCT02740985)は、2016年4月にNIHのオフィシャルサイトに正式に登録されてから現在に至るまで実に28回もアップデイトされてきている。
その都度、被験者数、適応そして実施医療機関が拡大されてきており、被験者数は当初の51名から段階的に増員され現在は208名となり(P1bで208名だよ)、適応も非小細胞肺がん及びその他の進行がんに加えて前立腺がんや大腸がん等が追加され、実施医療機関も直近では17カ所となった。

このレベルのP1bをクリアしての今回のP2入りである。
これはもう極めて有望と考えざるを得ない。

この導出契約の経済条件面をみると、Heptares買収年度の2015年という早期の導出にも拘わらず、そのロイヤルティは二桁であり、マイルストーン収入もあと約4億5千万ドル、約500億円程度残されている。将来のSoseiHeptaresの資金的な基盤を支えていく重要なパイプラインの一つになるだろう。

なおAZD4635はAstraZeneca社の子会社であるMedImmune 社が開発した抗 CD73 抗体である oleclumab(開発コード MEDI9447)との併用による非盲検多施設共同第Ⅰ/Ⅱa相臨床試験も実施中であり、もちろん今回のマイルストーン収受のものとは別物である。
こちらも大いに期待したい。