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オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2019/07/04〜2019/08/07

>>107

OTS長期ホルダーの方々にとっては古い話題を蒸し返してすいませんが、ご容赦ください。

Google検索窓に安田卓司 ペプチドワクチンと入力して検索しました。すると中村祐輔先生の2016年6月8日のブログ記事と、近畿大学医学部 外科学教室からの2018年7月6日のお知らせ「リンパ節転移陽性食道癌(術前治療あり)に対する腫瘍特異的ペプチドワクチン術後アジュバント免疫療法 単施設探索的第Ⅱ相臨床試験 ~ 患者様の情報の研究利用についてのお知らせ」がヒットしました。中村先生のブログでは、学会での安田先生の臨床試験結果の発表(生存率では有意差あり)について触れられ、近畿大学のお知らせでは、探索的臨床試験の中間解析でがんワクチンの有用性が判明した結果、第三相企業治験に進んだように書かれているように思われました。熊本大学同様標的の抗原は3種類(LY6K=URLC10、CDCA1、KOC1=IMP3)となっておりますが、企業臨床第三相試験で初めて5種ペプチドワクチンを使いだしたのでしょうかね?。

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中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

2016年06月08日

“America will not forget”“DEC. 7, 1941”?!!

~そして、忘れてはならないのが、オンコアンチゲン、ネオアンチゲンなどを利用したペプチドワクチン療法だ。今回の臨床腫瘍学会でも、近畿大学の安田卓司先生が、食道がんワクチン療法(術後に再発予防で利用するアジュバント療法)の発表をしていた。私が日本にいる頃に始まった臨床研究で、開始して約6年が経過している。手術の前に、化学療法、もしくは、化学療法+放射線療法を受け、切除手術、そしてリンパ節転移陽性であった患者さんに、3種類のペプチドワクチンを投与するものだ。

もちろん、HLAが限られ、A24の型を持っている患者さんにだけ投与し、それ以外の型の患者さんは、何もしないで経過観察だ。いずれも、再発した場合には、何らかの治療を受けている(患者さんによっては何もしない場合もある)。ワクチン投与群は34名、非投与のコントロール群は30名となっている。ワクチン群、コントロール群を、再発率で比較するとわずかな差しかないが、生存率で見ると、統計学的にも有意な差となっている。4年後では、生存率に2倍の差が出ているが、この差も、治療開始から1年以上が経過した時点から生じている。やはり、がんを叩くリンパ球が、必要十分な数に達するまでには時間がかかるようだ。これを考慮した治験のデザインが重要だ。免疫療法も、ワクチンのような安価で、副作用の少ない治療法が見直されるであろう。~

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近畿大学医学部 外科学教室

2018年7月6日 リンパ節転移陽性食道癌(術前治療あり)に対する腫瘍特異的ペプチドワクチン術後アジュバント免疫療法 単施設探索的第Ⅱ相臨床試験 ~ 患者様の情報の研究利用についてのお知らせ~

「情報公開の目的
上記課題の臨床研究は、近畿大学医学部倫理委員会にて承認を得て進めてきた臨床研究です。現在は2015年4月に最終登録した症例の癌ワクチン投与が終了して3年間の経過観察が終わりましたので、最終解析を行なっているところです。本研究は癌ワクチンの有用性と安全性を確認して、新規薬剤の創薬につなげるのが目的です。既に本研究の中間解析で癌ワクチンの有用性が示唆されたことを受けて、企業主導の第III相臨床治験が行なわれ、本年登録を終了したところです。

今回のターゲットとした食道癌細胞特異的抗原は、URLC10、CDCA1、KOC1という名前の抗原です。~」

オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】 OTS長期ホルダーの方々にとっては古い話題を蒸し返してすいませんが、ご容赦ください。  Google検索窓に安田卓司 ペプチドワクチンと入力して検索しました。すると中村祐輔先生の2016年6月8日のブログ記事と、近畿大学医学部 外科学教室からの2018年7月6日のお知らせ「リンパ節転移陽性食道癌(術前治療あり)に対する腫瘍特異的ペプチドワクチン術後アジュバント免疫療法 単施設探索的第Ⅱ相臨床試験 ~ 患者様の情報の研究利用についてのお知らせ」がヒットしました。中村先生のブログでは、学会での安田先生の臨床試験結果の発表(生存率では有意差あり)について触れられ、近畿大学のお知らせでは、探索的臨床試験の中間解析でがんワクチンの有用性が判明した結果、第三相企業治験に進んだように書かれているように思われました。熊本大学同様標的の抗原は3種類(LY6K=URLC10、CDCA1、KOC1=IMP3)となっておりますが、企業臨床第三相試験で初めて5種ペプチドワクチンを使いだしたのでしょうかね?。  ---------------------------------------------------------------------------- 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」  2016年06月08日  “America will not forget”“DEC. 7, 1941”?!!  ~そして、忘れてはならないのが、オンコアンチゲン、ネオアンチゲンなどを利用したペプチドワクチン療法だ。今回の臨床腫瘍学会でも、近畿大学の安田卓司先生が、食道がんワクチン療法(術後に再発予防で利用するアジュバント療法)の発表をしていた。私が日本にいる頃に始まった臨床研究で、開始して約6年が経過している。手術の前に、化学療法、もしくは、化学療法+放射線療法を受け、切除手術、そしてリンパ節転移陽性であった患者さんに、3種類のペプチドワクチンを投与するものだ。  もちろん、HLAが限られ、A24の型を持っている患者さんにだけ投与し、それ以外の型の患者さんは、何もしないで経過観察だ。いずれも、再発した場合には、何らかの治療を受けている(患者さんによっては何もしない場合もある)。ワクチン投与群は34名、非投与のコントロール群は30名となっている。ワクチン群、コントロール群を、再発率で比較するとわずかな差しかないが、生存率で見ると、統計学的にも有意な差となっている。4年後では、生存率に2倍の差が出ているが、この差も、治療開始から1年以上が経過した時点から生じている。やはり、がんを叩くリンパ球が、必要十分な数に達するまでには時間がかかるようだ。これを考慮した治験のデザインが重要だ。免疫療法も、ワクチンのような安価で、副作用の少ない治療法が見直されるであろう。~  ----------------------------------------------------------------------------------- 近畿大学医学部 外科学教室  2018年7月6日  リンパ節転移陽性食道癌(術前治療あり)に対する腫瘍特異的ペプチドワクチン術後アジュバント免疫療法 単施設探索的第Ⅱ相臨床試験 ~ 患者様の情報の研究利用についてのお知らせ~  「情報公開の目的 上記課題の臨床研究は、近畿大学医学部倫理委員会にて承認を得て進めてきた臨床研究です。現在は2015年4月に最終登録した症例の癌ワクチン投与が終了して3年間の経過観察が終わりましたので、最終解析を行なっているところです。本研究は癌ワクチンの有用性と安全性を確認して、新規薬剤の創薬につなげるのが目的です。既に本研究の中間解析で癌ワクチンの有用性が示唆されたことを受けて、企業主導の第III相臨床治験が行なわれ、本年登録を終了したところです。  今回のターゲットとした食道癌細胞特異的抗原は、URLC10、CDCA1、KOC1という名前の抗原です。~」