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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2021/02/15

先行の”阪大・アンジェス”チームの最終治験は外交案件に
新見有加キャスター:
国産ワクチン開発において最も先行している、大阪大学とアンジェスが共同開発中のワクチンについて。アンジェスは本日ゲストの森下さんが創業した遺伝子治療薬を軸とする創薬ベンチャー。現在行われている第2・3相の治験をクリアすれば、数万人規模となる最終段階の治験に。
森下竜一 大阪大学大学院 寄附講座教授:
治験そのものは本当に順調。一番の課題は、最終治験をどこの国でどれくらいの方に行うか。当然費用が膨大にかかり、厚労省含めてご支援いただかなければ。
武見敬三 自民党新型コロナ対策本部本部長代理 元厚生労働副大臣:
第3次補正予算でそのために1370億円の予算を取った。治験には、海外での治験含め数百億単位のお金がかかる。
森下竜一 大阪大学大学院 寄附講座教授:
今の日本では、新型コロナウイルスにおける発症率がアメリカなどに比べ10分の1。そこで100人が感染した場合に発症者を5人に抑えるという試験を行おうとすれば、30万人ほどが必要。国内では不可能で、発生の多い国でやらなくては。また、もしうまくいけばその国にワクチンを供給する義務がある。そうしなければ人体実験になってしまう。

反町理キャスター:今の時点で該当する国はあるんですか。
森下竜一 大阪大学大学院 寄附講座教授:
いくつかあります。すでに話をしているが、東南アジアの国を中心に行うことになるのではないかと思っています。
反町理キャスター:
ただ、中国のシノファームやロシアのスプートニクVなど、ワクチン外交を展開してくるという話もある。
森下竜一 大阪大学大学院 寄附講座教授:
まさにワクチン戦争。しかしワクチンというものは、ある程度の規模の数が入らなければ不公平感が起こり、その国の政権基盤が危なくなる。もう一点、中国やロシアはワクチンと引き換えにかなりの代償を要求しているという話を実際に聞いている。
反町理キャスター:
そこにはアンジェスのチャンスがあると。
森下竜一 大阪大学大学院 寄附講座教授:
なんとか我々のワクチンで感染を防ぐお手伝いができれば。国のバックアップも必要。
反町理キャスター:
今日本が取り組んでいるワクチン外交は全く逆で、どうやって外国からワクチンを取り寄せるかという話。そもそも日本が提供側になる逆転の可能性は。
武見敬三 元厚生労働副大臣:
他国がしたがらないフェアな情報公開をし、共有を認め、そして一定のコスト面での協力もするという形をとれれば、だいぶ出遅れてはいるが日本が世界の中で主要な役割を果たせるようになる希望はある。