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「RXV」氏は、先ほどのコメントで

「アンジェスDNAワクチンもモデルナmRNAワクチンもマイナス20度
森下先生が書いています」と森下先生の書籍の一部を紹介しています。

確かに以前、テレビで大阪大学でのワクチン開発風景が紹介されたとき、新型コロナDNAワクチンの冷凍庫での保管状況が紹介されましたが、その温度はマイナス20℃ぐらいあるように記憶しています。しかし、それは製品化されたワクチンではなく、ワクチンの原液なのです。

この原液について森下先生は<日本はワクチン戦争に勝てるのか>という書籍で、「われわれは、昨年の3月5日にワクチン開発に着手することを発表して、3月24日にはDNAワクチンが完成し、20日間で作りました」と述べています。しかし、この原液が、即ワクチンとして使用されるものでなく、それを元に大量培養されたものが新型コロナDNAワクチンの製品になるのです。

その、原液から製品化の過程を森下先生は次のように語っています。   

「DNAワクチンの強みは、保存が利く上に、遺伝子の情報さえあればすぐに作れるところです。その情報を持ったプラスミドDNAを、マイナス20℃で保存しておくと、もともとの種として半永久的にキープできるのですよ。いざSARSが起こったときにはそれを大腸菌のなかで大量に増やせばSARSワクチンができる」と。

だから、原液の保存と製品化されたワクチンの保存温度は異なるのです。世界保健機関(WHO)が、昨年8月に生物学的標準化に関する専門家委員会の審議を経て、「プラスミドDNAワクチンの品質、安全性、有効性を保証するためのガイドライン」の改訂案を採択していますが、その中でワクチンの保存および輸送については「プラスミドDNAは他の一般的なワクチンよりも安定している可能性があるため、製剤によっては、コールドチェーンがなくても効率的に保存および送達できます。」と記述されているのです。

したがって、製品化された新型コロナDNAワクチンは、アストラゼネカワクチンと同じように冷凍保存をせずに、2℃~8℃程度の冷蔵庫で一定期間の保存は可能であると思います。