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アンジェスがカナダのバイオ医薬品企業バソミューン・セラピューティクスと共同開発中の新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「AV-001」について、初期段階の臨床試験(治験)で安全性を確認したと発表したのが3月25日なので、早くも6ヶ月が経過しようとしています。

AV-001の第1相臨床試験についてはIRで報告されていますが、20歳から63歳までの健康成人48名を対象に、「AV-001」の単回投与および連続回投与それぞれの安全性、忍容性が確認され、1日1回の投与で開発できる薬物動態プロファイルが示されています。

このコロナ薬候補「AV-001」は、中等度から重度のコロナ患者向け治療薬として開発中のものですが、もとは肺炎が悪化して発症する「急性呼吸窮迫症候群(ARDS)」の治療薬として開発されていたものです。新型コロナウイルス感染症の多くが悪化した場合、急性呼吸窮迫症候群の症状に陥ることから血管機能を正常化させる作用を持つ治療薬「AV-001」が期待されているのです。


なお、次の段階の第2相臨床試験は米食品医薬品局(FDA)と協議する予定と報告されていましたが、この治験実施については8月11日に開かれた機関投資家およびアナリストの方々への決算説明会での質疑応答を伝えるレポートで次のように見通しが述べられているので紹介しておきます。

【質問】新型コロナウイルス治療薬「AV‐001」の第II相臨床試験のスケジュール感を教えてください。

【会社答弁】現在FDAと協議をしている第2相臨床試験のプロトコルが、近々完成する予定です。第1相では健常者を対象にしていましたが、第2相は、中等症の患者さんが対象になります。こちら準備が整い次第、改めてご報告いたします。

●新型コロナ治療薬「AV-001」の第2相臨床試験はカナダと米国で実施されるとのことです。会社も「第2相臨床試験のプロトコルが、近々完成する予定です」と報告しているので中等症の患者さんへの治験結果に期待したいと思います。