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【時事メディカル】9/3配信
3回目ワクチンは国産の可能性
       ~抗体価減少への対応で出番~(その1)

イギリス株(アルファ型)対インド株(デルタ型)の戦いは、日本でもインド株の勝利に終わったようです。本家のイギリスでも、アルファ型はデルタ型に駆逐されましたが、日本でも同様の結果で、日本での流行の主流は、既にデルタ型に代わっています。

その理由として、デルタ型はアルファ型よりもさらに感染力が強いためとされています。従来の新型コロナウイルスは1人の感染者から平均1・4?3・5人くらいに感染していましたが、デルタ型は1人の感染者から平均5?9人に感染するとのことです。季節性インフルエンザよりも感染力が強く、驚いたことに空気感染する水ぼうそう(水痘)と同等だそうです。

 ◇デルタ型:感染力が強い理由

なぜ、デルタ型はそれほど感染力が強いのでしょうか。従来の新型コロナウイルスよりも感染者の体内でのウイルス量が1000倍以上多く、感染者が周囲にまき散らすウイルスの量が、圧倒的に多いのではないかといわれています。また、ウイルスを排出する期間も長くなるとのことです。ウイルス量が多く、ウイルスの排出期間が長くなるいやらしい変異株です。

海外からの報告では、デルタ型は従来の新型コロナウイルスと比べて、重症化リスクが高いとのことですので、注意が必要です。しかし、ワクチンは有効で、大阪府の調査によると、ワクチン接種率が8割を超えている65歳以上の高齢者では、感染者および重症者は激減しています。ただし、国内外でワクチン接種者でのブレイクスルー感染(ワクチンを接種している人が新型コロナウイルスに感染し、他の人にうつす感染)があり、感染予防効果は従来株ほどには期待できません。

また、ワクチンに関しても気になるニュースが増えてきました。ワクチン接種が進んで来る中で、ワクチンによってできた中和抗体が長持ちしないのではないか、3回目のワクチン接種(いわゆるブースターワクチン)が必要になるのではないかというメディア報道が増えており、「ワクチン接種に意味があるのか」という疑問の声も出ているようです。