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【時事メディカル】9/3配信
3回目ワクチンは国産の可能性
       ~抗体価減少への対応で出番~(その3)

 ◇抗体価の低下は現実

では、本当にファイザー社のRNAワクチンでは、抗体価が急激に低下するのでしょうか。これは、どうやら本当のようです。藤田医科大学は、ファイザー社製のワクチンを接種した大学の教職員209人を対象に、血液中のウイルスに対する抗体の量を調査したという発表をしました。

研究グループによると、1回目の接種から3カ月後の抗体の量は、2回目の接種から14日後と比べ、約4分の1にまで減少しました。接種後3カ月ぐらいの時点で割と急激な減衰が見られて、その後少しずつ下がっていくとのことです。また、年代別や男女別で抗体の量の平均値を比較したところ、年代・性別を問わず、同様の減少が見られたそうです。

また、鹿児島市の米盛病院は、ファイザー製ワクチンを2回接種した同院の医療従事者に対し、接種3カ月後の抗体検査を実施した結果、検査に応じた669人の抗体値の平均値が、2カ月間で約48%に半減したと明らかにしています。

実は、私自身の抗体価も大きく低下しています。私の場合は、2回目接種後(4月26日)中和抗体は急激に上がりましたが、7月末に抗体検査キットで測定しますと、既に抗体は確認できませんでした。やはり、抗体価が急激に低下するのは事実のようです。

ただ、既に述べたように、だから意味がないわけではありませんので間違えないでください。最近、抗体価がどうなっているか知りたいという人が増えており、私もよく質問されます。抗体を簡単に見るのは、抗体検査を用いれば可能です。ただし、ワクチンでできるのは、スパイクタンパクに対する抗体ですので、抗体検査で見るのはスパイクタンパクのキットでないと分かりません。どの抗体検査キットでもよいわけではありませんので注意が必要です。

 ◇ブースターワクチンの必要性

今、注目されているのは、このような抗体の減衰が、RNAワクチンに特別なのか、それともすべてのワクチンのタイプで同じなのかです。これは、まだ結論が出ていません。場合によっては、効果はRNAワクチンほどではないが、長続きするワクチンもあるのかもしれません。