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栄研化学(株)【4549】の掲示板 2021/01/28〜2021/04/28

779

おさやん 強く買いたい 2021年4月1日 09:24

>>774

これは凄い朗報ですね
消防たぬき様いつも貴重な情報ありがとうございます。
医療だけでは無く食品分野までLAMP法が広まると、ユーザーの対象はとてつもなく大きくなりますね。

  • >>779

    逆でしょ。
    農業関係や食品関係から始まって医療に広がったんだよ。最初の頃のユーザーって農業関係だよね。研究員が自分で富士通のシステム使ってプライマリーの設計なんかをして使いこなしてたよ。農学系の大学院生でもたいていはそのくらいの芸当はできるんじゃないかな?市販の試薬なんてないんだから自分で設計するんだよね。プライマリーは専門業者に作って貰うけどね。

    pcr方なんて使って分析すると、一旦トチルと諦めて帰って明日頑張ろうってなとこだけど、lampだと残業して今日中に終わらせられるんだよね。

  • >>779

    畜産や農業の分野にLAMP法を応用する研究は、今後ますます増えそうな勢いがありますね。特に海外で活発になっている印象ですが、背景には素早く簡便に遺伝子検査を行いたい需要がいろいろあるようです。たとえば害虫の「ツマジロクサヨトウ」の識別はかなり切迫した話のよう。英語ではFall armyworm、中国では秋行軍蟲と呼ばれるこの蛾はここ数年で急速に台頭しアフリカやアジアに広まってきた害虫で、その幼虫は種類選ばず農作物を食べ尽くし、成虫は強力な繁殖力と移動速度を持ち一部の個体は殺虫剤の耐性さえ具えているという手の付けられない恐ろしさです。

    この虫の被害を防ぐには幼生の段階で早期に識別する必要があるけれど、見た目はただの毛虫なので見分けがつきにくい。かと言って卵や毛虫を見るたびに見境なく農薬を大量散布したのではますます殺虫剤の耐性をもつ害虫が増えて自分の首を絞めてしまう。見つけたその場で素早く問題の害虫か判別したいという強いニーズがあるわけです。

    西オーストラリアのメディアによると、昨年この地域に現われたばかりのツマジロクサヨトウによってトウモロコシ、ソルガム、綿花を含む多くの作物が食害され、いくつかの地域では10~40パーセントが一掃される大被害を受けたが、西オーストラリア州政府の第一次産業および地域開発局(DPIRD)の科学者がLAMP法を用いたツマジロクサヨトウの同定方法を開発。その効果を次のように述べています。
    「潜在的に損害を与える個体群の確認は、情報に基づいた管理上の決定を行うために重要で、それは初期齢幼虫の検出に依存しています。LAMP技術は視覚的に識別するのが特に難しい非常に若い毛虫にも使用できるため、意思決定を迅速に行うことができます」
    https://thewest.com.au/news/the-kimberley-echo/wa-agricultural-scientist-develop-new-test-to-combat-ord-valley-pest-ng-b881831602z

    なおこのツマジロクサヨトウ、一昨年あたりから日本にも上陸を始めた危険生物なので、国内でもLAMP法を使った有効な水際対策が非常に望まれます。