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田辺三菱製薬 三津家社長が意欲
      遺伝子治療でパイオニアに
 田辺三菱製薬の三津家正之社長が1月18日、共同通信のインタビューに応じ、遺伝子疾患や重い病気の治療薬として期待される遺伝子治療薬の「パイオニアになりたい」と意欲を示した。
 提携先の大阪大発ベンチャー「アンジェス」が開発した遺伝子治療薬を、年内にも国内初の承認を得て販売する見通しで、三津家氏は、「有効性と安全性を示していきたい」と語った。
 遺伝子治療薬は、特別な機能を持つ遺伝子を患者の体外から入れ、症状の改善を促す治療法。従来治療できなかった病気に使えるほか、効果が長く続くなどのメリットがある。以前は安全性の問題が指摘されたが、既に欧米ではがんなどの治療薬が承認されている。
 田辺三菱が販売するアンジェスの治療薬「コラテジェン」は、足の血管が詰まる重症虚血肢の患者向けで、対象となる国内患者は1万人程度と見られている。三津家氏は、「当社には薬の長期の安全性や有効性について、さまざまな重い病気で証明してきた実績がある」と述べ、新たな治療手段として確立できるよう尽力する考えを示した。
 提携先の開発薬を販売するだけでなく、自社開発にも力を入れる方針で、自治医科大(栃木県)と血友病の遺伝子治療薬の共同研究を早期に立ち上げ、開発を急ぐ。