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武田の配当が魅力的という声が大きいようですが...
2019年6月末の自己資本の残高は4兆8,703億円。1株辺り180円の配当を続けるとしたならば毎年2,805億円の配当支出が必要となる(6月末の発行済み株式総数から自己株式数を除外した株数で計算)。現時点の純資産からいえば17.3年分の配当原資を持っていることになる。
ところで当期は純損失3,677億円(▲)を予想している。これを考えると当期末時点における配当原資は16.1年分となる。
さらに当期に予想されるレベルの純損失が継続すると仮定(赤字垂れ流しを仮定)した場合、毎年自己資本は配当と合わせて6,482億円減少していくこととなり、この場合、今年の6月末から7.5年後には配当原資が枯渇する計算になる。
現行レベルの配当を確約したところで、万が一悪意ある経営者であったりすれば、配当も出来なくなる前に可能な限り役員報酬を分捕っておこうと考えるかもしれませんね。