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武田とAZ、新型コロナワクチンの特例承認を取得
2021/5/21 22:55

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 武田薬品工業とアストラゼネカ(AZ)は21日、新型コロナウイルスワクチンの製造販売について、それぞれ特例承認を取得したと発表した。共に適応は「SARS-CoV-2ウイルスにおける感染症の予防」。

 武田薬品のワクチン「COVID-19 ワクチンモデルナ筋注」(開発コード=TAK-919)は米モデルナ社製で、国内臨床第1/2相(P1/2)試験と、モデルナ社が実施した米P3試験「COVE」の結果を基に承認を取得。接種対象は18歳以上で、4週間隔で2回筋肉内に接種を行い免疫を誘導する。マイナス15~25度の冷凍保存が必要となる。

 AZのワクチン「バキスゼブリア筋注」(一般名=コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉ワクチン〈遺伝子組換えサルアデノウイルスベクター〉)は英国、ブラジル、南アフリカでの国際共同P3試験と国内P1/2試験の結果を基に承認を取得した。接種対象は18歳以上。4~12週間の間隔で2回筋肉内に接種を行い、最大の効果を得るためには8週以上の間隔を空けて接種することが望ましいとする。冷蔵温度(2~8度)で最低6カ月間保管、輸送、管理が可能。

 政府はこれまでにAZから1億2000万回分、モデルナから5000万回分の供給を受ける契約を結んでいる。

●武田は流通網形成、AZは数週間以内に出荷

 武田薬品と流通関連各社や日本医薬品卸売業連合会、メディパルホールディングスは同日、モデルナ製ワクチンについて、ベルギーから国内の接種会場への流通を本格的に開始すると発表した。同ワクチンは保管温度をマイナス15~25度とし厳格な管理が求められるため、安全かつすみやかに医療機関等の接種会場に届けられるようコールドチェーン流通網を形成したという。

 一方、AZのワクチンについては、原液を海外からの輸入だけでなく、一部国内でJCRファーマが担う形で製造している。同社は日本での生産は既に開始されており、数週間以内に出荷をスタートする予定としている