ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)プロトコーポレーション【4298】の掲示板 2015/04/16〜2019/12/04


ウエインズグループ3社、中古車をAI査定 商談時間短縮へ
 ウエインズグループ(宮原郁生代表、横浜市中区)は15日、横浜トヨペット、トヨタカローラ神奈川、ネッツトヨタ神奈川のグループ3社に、4月から人工知能(AI)を利用した査定システムを導入したと発表した。中古車の下取り査定をAIが担い、平均商談時間の短縮につなげる。将来的な3社統合に向けた具体的な取り組みの一つで、グル-プ全体のバリューチェーン強化につなげる。
 全国の自動車ディーラーに先駆けて、神奈川県内の175店舗(新車、中古車、レクサス)で導入した。中古車情報などを提供する企業が開発したAI査定システムを採用した。
 これまでは、店舗で査定した情報を本部のプライシングセンターに送り、最終的な値付けを行ってきた。このため、査定から顧客への下取り価格の提示までに平均1時間程度の時間を要していた。
 これに対し、新たに導入した査定システムは、全国の中古車オークション(AA)78会場の落札相場のビッグデータをもとにAIで即時に価格算出する。従来と異なり、店舗完結型で下取り価格を提示できるようになったため、平均商談時間は6分の1程度に短縮した。今後は従業員の浮いた時間を保険や用品販売など別の提案活動に割り当て、さらなるビジネス拡大につなげる。
 AI査定で利用する相場情報はAA開催ごとに更新する。これにより、中古車相場形成の一役を担う輸出先国の急な規制など、突発的な相場下落リスクにも対応可能とした。また、人による査定価格の差異も未然に防ぐ。そのほか、新システムはスマートフォンとトヨタの営業支援システムを連携させることで、自動車登録番号などの基本情報を自動入力するため、従業員の業務負担の軽減にもつながる。