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 合成樹脂製品メーカーのミライアル(東京)は、昨年の熊本地震で被災した熊本事業所住吉工場(菊池市泗水町)の復旧を終えた。耐震性を向上させ、生産設備やクリーンルームを増設。12月上旬、全棟で稼働再開する。

 同事業所は同社の国内主要拠点で1984年設立。世界シェアトップクラスの半導体素材シリコンウエハー(直径300ミリ)の出荷容器や、半導体製造装置のフッ素樹脂部品などを手掛ける。

 地震では、全3棟のうち第1工場(鉄筋鉄骨平屋、延べ床面積約4960平方メートル)が、外壁崩落や地盤沈下など大きく被災した。雇用は維持したまま、被害の少なかった第2、3工場の稼働を順次再開し、生産を継続。第1工場の復旧に今年2月着工し、10月中旬に完了した。復旧・増強の費用は計約12億円。

 22日は、同事業所に行政や取引先の関係者ら計100人を招いて復興式を開く。兵部匡俊事業所長は「今後も熊本に根差し、事業を継続していきたい」と話している。

 同社は68年設立。2017年1月期の連結売上高は69億9400万円。

熊本日日新聞