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三菱ケミカルグループ(株)【4188】の掲示板 2016/01/11〜2016/08/31

補修など45億円の営業減益要因 三菱ケミHDの17年3月期
2016/8/27 2:00日本経済新聞 電子版

 三菱ケミカルホールディングスは、2017年3月期に45億円の営業利益押し下げ要因が発生する見通しだ。鹿島事業所(茨城県神栖市)などのエチレンプラントで不具合に伴う損失や補修など追加的費用が発生する。市況回復などの追い風も吹いており、影響は他事業の好調で吸収できる範囲にとどまる見込み。

 鹿島事業所は5月9日から6月30日に定期修繕を実施。7月1日に再稼働させる予定だったが、実際の立ち上げは同14日にずれ込んだ。旭化成と共同出資する水島工場(岡山県倉敷市)も、熱交換器の不具合で7月27日に停止し、8月14日に再稼働した。減益要因は鹿島事業所が25億円、水島工場が20億円になる見込みだ。

 もっとも、三菱ケミHDの業績全体への影響は限られそうだ。4~6月期の連結営業利益(国際会計基準)は前年同期比15%減の668億円だったが、高機能フィルムの好調などにより「期初計画を10%以上、上回った」(小酒井健吉・最高財務責任者)。

 エチレン市況の回復も追い風になりそうだ。中国などの需要が底堅いのに加え、国内外の生産設備のトラブルや定期修繕により供給が絞られている。三菱ケミHDの鹿島事業所などの不具合も製品の需給改善につながる可能性がある。