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(株)田中化学研究所【4080】の掲示板 2015/09/15

すこし手間取りましたが、
三元系の正極材として比較したのは、下記のふたつ
これが高い容量に関する内容で、容量が数値として出ている最も出願日が新しいもののはずです

住友金属鉱山:特開2015-122235
田中化学工業:特開2014-40363

正極材の製造内容は置いておいて、負極のサイズと材料がほぼ一致、電解液は同じ成分
温度等は記載されていないですが業界の慣習は同じと判断しました。

それぞれの実施例の初期放電容量を比較しましたけど、電圧(充電、放電終始)は違います(これ明日も盛り上がるかも知れないですがw)
違うのに比較して問題ないと判断したのは、リチウムイオン電池が第1世代から第2世代・第3世代になる段階で、容量を高めるために電圧範囲を拡大していることから、それだけ利用できる電圧範囲が広い高性能な正極材と考えたからです。(パナソニックの試作第三世代で終始電圧を2.0Vまで下げたというのと住友金属鉱山の初期放電容量を求めた電圧が一致しているのも理由ですが)

つまり、電池が高い容量であるという特許においては、最大利用できる容量を算定するはず
それは電圧にも依存し、使用できるだけの範囲の電圧で容量を求めているはずだから、電圧の違いは正極の容量に繋がる性能差の一つとして考えています。

結果としては実施例の初期放電容量の数値は
住友金属鉱山:282.5[mAh/g]
田中化学:195.0[mAh/g]

ここらへんの数値結果を細かく見れば、
①条件が違うから比較できない
②田中化学の方ももっと充電電圧あげられるし、終止電圧を下げて放電容量大きくなるはずだ
とか反論がでるんじゃないですかね

①は上記のとおり電圧差も性能差の範囲だと思うので、僕はこの比較の妥当性に問題ないと思いますし
②は正極材の技術進歩とともに、利用電圧範囲は広がってることから、高い容量を証明する際に、余力を残すことはおかしく、それなりのサイクル特性を維持できる範囲で電圧を決めていると思うので、電圧範囲を広くできるというのは違うと思ってます。


考えながら文章打つと時間かかりますね~
疲れたので寝ます
明日の朝にはヤホーのアホ仕様でこの投稿に返信でいなくなるかな?
そん時は、名指しでお前間違ってるって7~8時くらいに投稿してもらったら反応しますよ