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08/1605:32
◇米国株、ダウ反発し99ドル高 ディフェンシブ株に買い
【NQNニューヨーク】
 15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比99ドル97セント(0.4%)高の2万5579ドル39セントで終えた。

 前日に急落した反動で自律反発狙いの買いが入った。飲料や日用品など業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株の上げが目立った。
 米中貿易摩擦や世界景気の減速への懸念から下げる場面もあるなど値動きは不安定だった。

 前日は12年ぶりに10年債利回りが2年債の利回りを下回る「逆イールド」が発生し、景気後退の前兆とされるとあって投資家心理を冷やした。
 ダウ平均は前日に800ドル安と今年最大の下げ幅となったが、15日は急落の反動から押し目買いが優勢だった。

 15日に好決算と業績見通しの引き上げを発表した小売り大手会社が6%あまり上昇した。ベトナム航空に中型機「787」を納入したと発表した航空機会社も買われ、2銘柄でダウ平均を95ドル程度押し上げた。
 飲料会社や日用品会社などディフェンシブ株にも買いが向かった。

 只、相場の上値は重く、ダウ平均は下げる場面もあった。
 中国政府が15日、米の対中制裁関税「第4弾」に報復措置を取る方針を示し、米中対立への懸念が強まった。

 米10年債利回りが午後に一時1.47%まで下げ、米30年物債利回りも1.91%と過去最低を付けた。
 世界経済の減速懸念を映した金利低下が止まらないことがリスク回避目的の売りにつながった。
 米株の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は21台と前日からは下げたが、不安心理が高まった状態とされる20を上回って終えた。

 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、同7.322ポイント(0.1%)安の7766.617で終えた。
 前日夕に発表した決算が失望されたIT(情報技術)機器会社が9%安となった。半導体株も総じて安い。