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(株)レゾナック・ホールディングス【4004】の掲示板 2018/06/07〜2018/06/24

 東海カーボンも昭和電工も下期の利益が爆発的に増加します。

 すでに会社の固定費は回収し終わって、これから売れる製品の1個に含まれる付加価値(=利益=マージン)はすべて会社の利益になりますが、このマージンが30%以上も増えるからです。

 経理部門を担当した人には常識ですが、損益分岐点(ここでは損益分岐点売上高)というのがあります。製品1個の付加価値(=利益=マージン)で企業全体の固定費を回収していき、会社の固定費を回数し終わるのが損益分岐点売上高です。まだ会社の利益はゼロの売上高です。

 固定費というのは一つも製品が売れなくてもかかる経費のことです。具体的には人件費や減価償却費が固定費にあたる主な経費です。 事務所の賃借料や光熱費、PCやソフトのリース料、広告宣伝費などといった諸経費も固定費となります。

 損益分岐点売上高を超えると、製品1個に含まれる付加価値(=利益=マージン)は、すべて会社の利益になります。

 この売れる製品の個数が増えると1個増えるごとに1個分の付加価値の利益が会社の利益の増加になります。売上個数が増えれば増えるほど利益が加速度的に増加します。

 今回は値上げで製品1個当たりのマージンが30%以上も増えます。

 変動費と付加価値は別物のです。変動費は製品1個の売上が増えると当然に発生します。いくら製品の売上個数が増えても、当然にかかる費用なので固定費の回収とは別です。

 固定費の回収には使われません。会社の利益は固定費を回収し終えた売上個数の1個あたりの付加価値(=利益=マージン)だけが決定します。

 ただ固定費である人件費や、宣伝費などが増えると利益は減ります。でも黒鉛電極の値上げ30%も人件費は上がらないし、宣伝の必要もないでしょう。

 変動費はニードルコークスの値上げで上がるでしょう。これは付加価値(=利益=マージン)とは別で、最初から計算に入っています。そして変動費が上がった製品が販売されるのは値上げされた原料が使われた黒鉛電極が販売される6か月後からです。

 つまり今期の下期は利益が爆発的に増えることが確定しているわけです。​