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<日経>◇大王紙の経常益2.7倍 4~9月、紙おむつ伸びる
HTB5915 : 2014/10/23 木曜日 02:00
 大王製紙の2014年4~9月期は、連結経常利益が前年同期の約2.7倍にあたる80億円前
後になったようだ。従来予想(54%増の45億円)を大きく上回る。国内外で紙おむつの販
売が伸び、家庭紙事業(ホーム&パーソナルケア事業)が増益をけん引する。上期の好調
を受けて15年3月期の通期見通しを引き上げる公算が大きい。
 売上高は5%増の2150億円前後と従来予想並みになりそうだ。家庭紙事業が好調な半面
、紙・板紙事業は苦戦した。洋紙はチラシ向けなどが消費増税後に落ち込み、7~9月期
にかけても販売量が回復しなかった。段ボール原紙も値上げの浸透が遅れた。
 家庭紙事業は国内外で好調だった。国内では大人用紙おむつの需要拡大が追い風になっ
た。中国では日本製おむつが人気で、国内よりも販売単価が高い。利益率の高い中国での
家庭紙事業の好調がけん引して大幅増益となったようだ。
 15年3月期通期の見通しを上方修正する可能性が高い。経常利益は従来予想(前期比51
%増の170億円)を上回り、78%増の200億円強になるとみられる。
 前期にパルプの生産設備を新設したことなどからコスト削減が進んでいる。タイでも大
手コンビニで紙おむつの取り扱いが開始されるなど、家庭紙事業が伸びそうだ。4~9月
期決算発表は11月11日に予定している。