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アステリア(株)【3853】の掲示板 〜2015/04/15

 そこからひと月後、決算で聞いたことのない増資、ライツを発表。今までの事例のイメージが良くなかったというのが一番だと思うが、銀行からでも借りられる財務力と商品力のあったインフォテリアも、銀行にいつまでに返すという計画が立たない、という理由でライツオファリングによる株式増資財務計画を発表。

 ライツの前例から、あらぬ誤解を受け株価は50%超の大暴落。
 ここでの教訓は、株主が正しい判断ができない場合、誤った判断を根拠に株価は動いていく、ということだった。ここの掲示板を見ているとそれがよくわかる。どこの銘柄も、大方がより正しいファイナンスの知識、考え方を根拠に動いていない。あるいはそういう状況をよく理解した人が、リスク回避で、自分ではなく、やはり他人の判断を根拠に、「売り」や「買い」に出る。

 そもそも、あれほどわかりやすいゲームもなく、空売り規制が入る前に「売り」で入っていればよかった話だった。トレンドは綺麗な下降トレンドに入った。貸し株、というのもアリだったかもしれない。マザーズなので、利率は年利0.5%だったと思う。数十万を年利0.5%で半年間運用っていうのは、悪い話ではないと思う。

 とにかく460円あたりで買いで入って、500円あたりまで上昇したと思うが、上昇中も継続的に打診買いをしていた。冷静になれば、いろいろと策はあったのだが、ライツという新しい代物に、その知識を入れて理解する時間を取ってしまった。いや、これは完全な言い訳だが。早い話が気が動転してしまっていた。

 平均取得単価450円超で、そこから200円までの大暴落っていう、長いトンネルに付き合った株主たち。そして地味に、優れた策も取らずに、ナンピン打診買いをした人たち。こういう価格推移をたどった株主は多かったと思う。
 おそらく推測するに、その人たちがナンピンを重ね、下げてきた平均取得単価が、この今の300〜350円台だと思う。(450+200)/2=325円。だいたいここらへんだろう。
 実際には、200円よりも上昇が確認できそうなタイミングが2、3回あって、それぞれ220円あたりで買っていると思うから、平均取得単価はもう少し高い位置だと思う。
 そう考えると、今の300〜350円あたりの価格帯には強い売り圧力がかかっていた、という推論とつじつまが合う。

 ズバリ言うと、300円〜350円あたりで買わされた人たちは、この一年、上がらない株価に苦しんだ株主のババを引いたということ。次はあなたたちの番だw 冬の青函トンネルを歩いていくような時期を過ごすことになるだろう。今はその入り口だ。降りるなら今だろう。ただ、春は来る。きっとくる。
 たしかに、明日からの動きを観察してみないことには、トレンドはわからない。また比較的大きな買いが入るかもしれない。でも、おそらくは、ひとまず200円半ばを目指す相場になるのではないか、と考えている。

 ちなみに、未だにライツについてボヤいているのは古株のうち、欲を出して400円超を待ちながら、ついに未達で終わった、っていう強欲さによるものだと思う。PERや四季報、日経会社情報、reuters、株探、それから価格帯別出来高に表れている株主の取得価格帯、テクニカル等々、見ていれば、だいたい300〜350円が「落とし所」なのがハズレのないところだった、というのは読めていたはず。
 今年頭以前から400円後半で持っていた株主にとっては、これは完全な負けゲーム。負けゲームの敗戦処理をどうするか、という問題だった。