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>>1396

小田が
もう株価にはこだわらないと言ってる時は




扉を閉ざしたセラーテムの株主総会会場(9月29日)

9月29日午前、JR東京駅に隣接する高層ビル5階の貸会議室で開かれたセラーテムテクノロジーの株主総会は、奇妙に沈鬱だった。8月5日に発表した2011年6月期決算は、09年末に買収した中国子会社の業績がフルに寄与して売上高が70億6300万円に倍増。純利益14億8400万円を稼ぎ出し、上場以来初の配当を実施するなど、業績は絶好調のはずだ。

にもかかわらず、総会の壇上に並んだ経営陣の表情は一様に暗く、終始うつむき加減。出席した個人株主が今期の業績見通しや中国事業の具体的進捗について次々に質問すると、池田修社長は「競争が厳しく大きな成長は期待できない」「受注の規模にこだわらず地道にやっていく」などと、消極的で中身のない答弁を繰り返した。昨年の総会で「中国事業は毎年30~35%成長をめざす」とぶち上げたのとは別人のようだ。

しかも、社外取締役を含む7人の取締役のうち3人を占める中国子会社の幹部の姿は会場になかった。彼らは「国慶節(中国の建国記念日)前の顧客への挨拶回りで忙しい」と称して来日を避け、テレビ会議で出席したのだ。中国事業がセラーテムの連結売上高の75%、純利益の85%を占めていることを考えれば、現地責任者が一人も総会に出ないのは不可解としか言いようがない。

だが、セラーテム経営陣がすぐ背後に迫った“影”に戦々恐々とし、それを投資家にひた隠しにしていたとすれば合点がいく。本誌がその秘密を暴露しよう。今年5月、証券取引等監視委員会がセラーテムの強制調査に着手、早ければ年内の告発に向けて調査を続けているのだ。