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GMOグローバルサイン・ホールディングス(株)【3788】の掲示板 2019/08/27〜2019/12/12

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niy***** 強く買いたい 2019年10月27日 12:36

桁数の多い素因数分解を解くことは非常に難しい。これを利用したのが現在の暗号セキュリティの基本。世界でも10社以下と言われるグローバルサイン社のようなルート認証局では、この数学的情報を厳しく管理・運営しているのです。

素数×素数(鍵)=解(錠前)

一方、量子コンピューターは超電導回路を使うのでマイナス273℃という絶対零度近くという凄まじい環境が必要なんです。扱える機関は限定されています。将来的には今のスパコンを遥かに凌駕する能力が期待されています。

いつになるか分かりませんが量子コンピュータが普及すれば現在の暗号が使えなくなる恐れがあるので、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)が新暗号標準化会議を一昨年から開催し始め、世界各国の数学者たちが素因数分解をベースとした現在の暗号セキュリティに代わる新しい暗号を協議し始めたばかりなのです。
ここで面白いのは、ここでの講演・発表には共通したワードが出ているのです。
「格子問題(LATTICES)」
格子問題というのは、ベクトルを使って原点と格子点の位置関係をベースにしたもので、次元を上げていくと量子コンピュータにも十分耐えられる新しい暗号のベースと考えられ世界的な取り組みがされているんです。数学的セキュリティ耐性を相互に仕掛けたりしてまだまだテストが始まっただけで確立されるのはまだまだ先の話。多分10年単位でしょうね。

仮に新しい暗号が世に出た際には必ずその情報を管理・運営する団体が必要になりますが、実績がありNISTに認められたグローバルサイン社をはじめとしたルート認証局が引き続き扱うことになるでしょうね。
量子コンピュータが普及しても現行コンピューターに置き換えられるわけでなく、互いの強みを生かして共存すると考えられていますからね。
こんな状況になる頃にはセキュリティへの意識が今より数段上でしょうからココの立場は一層強くなっているでしょう。