(株)モルフォ【3653】の掲示板 2024/06/18〜2024/09/18

２－６日のドル・円は、下落した。週初２日は、米国が祝日で取引参加者が減少する中、米金利が上昇し、ドルが買われた。３日は日本株が下落し、リスクオフからドル売り・円買いが出たほか、弱い米経済指標の発表を受けドル売りが強まった。４日は米労働環境の先行き不透明感が強まり、ドル・円は軟化。５日発表の米８月ＡＤＰ雇用統計の弱い結果を受け、ドル売り・円買いが加速した。週末６日も、引き続きドル安・円高傾向が続いた。

　目先は６日発表の米８月雇用統計の内容となる。足元では米雇用の弱さを示す指標の発表が相次いでおり、米労働市場の先行きに不透明感が一段と強まるようだと、９月のＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）での大幅利下げも意識され、ドル売り・円買いが出やすくなる。そのほかの米経済指標では、９日の週に８月ＣＰＩ（消費者物価指数）、８月ＰＰＩ（生産者物価指数）、９月ミシガン大学消費者信頼感指数などが。米インフレの進行が抑制されているのか確認したい。

　１０日には、米大統領選候補者によるテレビ討論会が予定されている。世論調査では、共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領による初のテレビ討論会となるが、討論会を経て、現在はきっ抗している支持率に変化が起きるかに注目したい。というのも、６月に行われたトランプ前大統領と民主党のバイデン大統領のテレビ討論会では、バイデン氏が精彩を欠き、この討論会が起点となり、バイデン氏は大統領選からの撤退を余儀なくされている。

　ドル・円の上値メドは２５日移動平均線が控える１４５円８０銭近辺。下値メドは８月上旬につけた安値１４１円７０銭近辺。