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>>643

なるほど、解説ありがとうございました。
中長期で需要が継続的に伸びるとは言うものの、シェアトップのサムスンが新規設備投資無期延期及び減産を示唆しており供給面にタイト感がないように見えたので心配していました。
東芝メモリがシェア維持のために設備投資せざるを得ない状況なのであれば、MIEにとっては追い風でしょうか。

  • >>645

    > 中長期で需要が継続的に伸びるとは言うものの、シェアトップのサムスンが新規設備投資無期延期及び減産を示唆しており供給面にタイト感がないように見えたので心配していました。
    > 東芝メモリがシェア維持のために設備投資せざるを得ない状況なのであれば、MIEにとっては追い風でしょうか。

    サムスン電子とSKは、半導体事業に17年に4兆円を超える投資をしています。サムスンだけで3兆円を超えているのではないでしょうか。サムスンの17年の半導体の売上は7兆円強ですが、営業利益は3兆円強だと思います。1年前にくらべて半導体の価格は30%くらいは下がっていますから、単純な計算をすると2兆円以上利益が吹き飛びます。つまり去年が異常なだけであって、サムスンが新規設備投資を続ける方がおかしいのです。17年初頭にサムスンのオーナーで実質的経営トップが逮捕されて、意思決定が遅くなって、市場の変化にうまく対応できなかったのでしょう。

    供給は明らかに過剰で、当面調整が続くはずです。メモリ需要の4割を占めるスマホの売上が頭打ちなのですから当然でしょう。しかし、メモリ各社が狙っているのはスマホではなく、データセンターです。現在、HDDからSSDへの切り替えが進んでいますが、ボトルネックがSSDの価格です。今のままメモリの価格が下がれば、2,3年のうちにはメモリの需要が急激に増加します。AIやIoTのビジネスでの需要が今後急増することも考えれば、生産は大幅に増えます。

    東芝メモリが今のシェアを維持したいと思えば、年間1棟というペースでは無理です。成毛社長は10月の新聞インタビューで市況がよければ22年に北上第2棟を着工したい、と言っていますが、これは明らかにベインへの忖度で、今のままでは、株式公開の元々の予定である22年まで、新規投資の資金が調達できないという意味でしょう。工場新設投資に出資すると、投資利回りが劇的に下がるのでベインは資金を出しません(メモリの価格が去年のままであれば、東芝メモリに膨大な利益が出るので、話は別でした)。今年の初めの予定では22年に北上第2棟の稼働になっていました。