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(株)山王【3441】の掲示板 2020/03/05〜2020/06/15

スペラ水素(トルエンを媒体として水素を付加した液体)って知ってます?千代田化工が開発したものですが、これはすごい。常温常圧で水素が安定に扱えるのです。興味ある方は、下記動画をどうぞ。
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ttps://www.ahead.or.jp/jp/research.html
NEDO助成事業のAHEAD(次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合:千代田化工、三菱商事、三井物産、日本郵船)では、実際にスペラ水素をブルネイから海上輸送し発電する実証実験を2020年12月まで行っています。この動画では、大規模な脱水素プラントでスペラ水素から水素を再び取り出し、火力発電の燃料として利用しています。

でも、水素に生成するのは使用直前が好ましいため、脱水素プラントは小型のほうが有利と私は考えています。山王の電解めっきによる水素透過膜は、特許情報を見ますと、他社の圧延法による合金膜に比べて、しなやかで耐久性に優れていることは一目瞭然です。しかも体心立方格子構造により、透過性も向上しています。めっきなので製造工程がシンプルで小型化でき、材料費(パラジウム)も節約でき安価と思われます。

これまで水素ステーションが普及して来なかったのは、コストが高いことが理由の一つです。現状の水素ステーションのように、水素を高圧で保管するのは大変です。しかし、常温常圧で安定なスペラ水素であれば、ガソリン並みに扱いが楽になる。すると各水素ステーションに、スペラ水素(液体)の状態で貯蔵しておき、必要時に各ステーションで水素に戻して供給すればいい。山王の水素透過膜で作れば安価に作れそうでないかい?

さらに言えば、水素透過膜を積んだ車にスペラ水素(液体)の形で補給し、車上で脱水素してエネルギーにするとか、
各家庭にガス管や水道管と同じようにスペラ水素管を引いて、自宅でエネファームを利用して発電するとか、
実現できるか不明だけど、理論上は、安価で小型化できるメリットはいろいろ妄想できます。トヨタがMIRAIで富士山麓のスマートシティでやってくれんかな。

またスペラ水素からでなくとも、下水汚泥やトリチウム汚染水?からも水素は取り出せるらしいので、ほんとに水素社会が来るかもしれません。山王の技術が活用できる時代が来ると、今夜も妄想中です。