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SUMCOと信越半導体

信越半導体は母体が装置産業である化学メーカーなので、過剰な設備とその減価償却が財務を悪化させないようにコントロールするのが基本戦略。このため長期契約(ウエハーな95%)で確実な需要を確保することによって、需要に見合う設備投資を行い、さらに加速度償却(3年)で設備投資を早期回収し、次の投資機会に備えるという経営体質を持っている。調整局面の2Q決算はこの経営体質の結果である。

 さむ子も同様の経営戦略を持っているが、単体の長期契約は90%で信越よりも少し低く、FSTのスポット中心の経営が今回の結果である。逆にウエハーの価格上昇局面では、スポット価格が急上昇するが、経営的には安定性に欠けるといったことになります。さむ子はロジック、信越はメモリーとそれぞれ特性がありますが、さむ子の300㎜最先端ウエハーの世界シェアは5割ということなので、さむ子に一長があるといったところでしょうね。