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(株)J-MAX【3422】の掲示板 2021/08/21〜2022/10/20
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>>652
こうやってみていくと、現経営陣は、持続可能性の視点にたち、安全に舵を切ってきたと思う。
今中計が開始する前年度の単体財務は、悲惨そのものだった。
ところが最終年度の現在では、総投資額約40億円の新工場建設計画を発表し、今後のトップライン拡大に先鞭をつけ、数年前に株主総会で回答していた通り、次期中計では配当性向を示して株主還元を強化できるような財務を手に入れている。
shin 2022年6月8日 05:08
業績の下振れリスクと69億円の設備投資で「財務的にも株主還元の強化は厳しい」という意見があったが、設備投資額に限ってみると、株主還元強化は充分可能と思う。セグメント別に見ていくとよくわかる。
タイは減価償却費>設備投資額なので資金は回る。武漢と広州は財務盤石で、それぞれ20億円程度の新規借入は余裕。
残るは単体。中国両社と比較すると見劣りするが、利益剰余金は中計開始前の▲10億円から+48.8億円まで急増、自己資本比率は一桁台から44.6%まで急上昇した。
「財務体質の向上」の成果が顕著に現れている。
今期の動向だが、ストック面では、仮に今年度の設備投資資金を全額借入で賄ったとしても、利益の上積みを考慮すると、期末の単体自己資本比率は42〜43%台に留まると予想。
一方、フロー面は、営業CF(ざっくり予想で20億円)で従前の借入返済資金8.1億円と今期の配当支払資金1.9億円、計10億円を充分賄えるし、なんならコミットメントライン40億円が手付かずで残っている。
株主還元は充分強化できる。
タイは財務が極めて脆弱だが、リストラが進み業績は回復傾向。しかも投資が一服したことで、連結の資金政策上、負債が重いタイを独立採算で(切り離して)捉えられるようになったことが地味に効いている。
業績の下振れリスクはわからない。おそらく、現時点では不確実性が高くて誰にも定量できないよね。