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RIZAPグループ(株)【2928】の掲示板 2019/08/17〜2019/08/26

>>66

■現金主義
発生主義を説明する前に現金主義を説明すると
現金主義とは、収益を現金等の入金時に認識・計上し、費用を現預金の出金時に認識・計上する会計処理の方法です。

この会計処理をとると、収入=収益、支出=費用となります。

収入とは、ある取引において現金や預金に入金があるものを指し、その反対の現金や預金から出金したものを支出といいます。きわめて素朴な会計処理方法といえるでしょう。

日本では、小規模事業者である青色申告者の事業所得等については現金主義による会計処理が認められています(所定の手続きが必要です)。

現金主義は主婦の家計簿のようなものです。上場企業は現金主義会計をすることは認められていません。


■発生主義とは?
企業がその会計を処理するに当って従わなければならない基準を企業会計原則と呼びます。これは、企業会計の実務の中に慣習として発達したもののなかから、一般に公正妥当と認められたところを要約したものです。企業会計原則は、「一般原則」「損益計算書原則」「貸借対照表原則」などから構成されますが、発生主義については、損益計算書原則の中で次のように記述されています。

“すべての費用及び収益は、その支出及び収入に基づいて計上し、その発生した期間に正しく割当てられるように処理しなければならない。ただし、未実現収益は、原則として、当期の損益計算に計上してはならない。

売上をいつ上げるのかは入金の時期は関係ない、と考えてください。
例えば商品の代金を1月にもらっても、商品をお客さんが2月にもらっているのであればば売り上げは2月にしか計上できません。「仕事が終わった日」に売上を計上することになるのです!
またその売り上げを作るためにかかったいろいろな費用も12月に商品を製造していたとしてもそのときにかかった費用は12月の費用にせずに棚卸資産として計上し、2月に売り上げが計上されたときに費用として計上されるのです。