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ESG投資 変調の兆し
旗振り役の米年金幹部交代
2018/12/03 日経新聞
「…企業のコーポーレートガバナンスなどを重視する「ESG投資」に変調の兆しが出てきた。旗振り役だった米年金基金の幹部交代が波紋を広げる可能性がある。…率先して取り組んできたのが全米最大の年金基金、米カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)だ。…ところが19年1月、ESG投資を主導してきた理事のプリヤ・メイサー氏が退任、後任にESG反対派のジェイソン・ペレス氏が就任する予定だ。…ペレス氏は「加入者の間にESGが恩恵をもたらしていないという考えがある」と当選理由を語っている。選挙ではカルパースの投資収益がESGによって抑えられ、退職者の年金生活を脅かしているとの指摘を繰り返してきた。…ペレス氏は特にたばこや火力発電など、社会に害を及ぼすとされる企業への投資を自粛する「ダイベストメント投資」を進めることを問題視していた。…」

ESG投資はGPIFが2015年に採用しブームになった投資手法です。ただ、2006年に国連のPRI(責任投資原則)にいち早く署名したカルパースのパフォーマンスは市場平均を下回っており、SRI(社会的責任投資)がすぐに下火になったように、ESG投資の賞味期限ももうすぐそこまできているのではないでしょうか。