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日本たばこ産業(JT)は18日、欧州子会社のJTインターナショナル(JTI)の寺畠正道副社長(51)が社長に就任する人事を固めた。1985年の民営化後、最年少の社長となる。国内たばこ市場の縮小が続くなか、成長分野の海外事業などに精通した寺畠氏を起用し、新興国の開拓や新規事業の立ち上げを急ぐ。

 11月下旬の取締役会で決定する。寺畠氏はJT執行役員の就任を経て、2018年3月の株主総会後の取締役会で社長に就く見通し。
 寺畠氏は経営企画畑を歩き、直近は海外のM&A(合併・買収)などを手掛けるJTIの副社長を務める。JTIでは加熱式たばこなど新分野の事業を統括しており、事業開発の経験をJT本体の経営に生かす。

 小泉光臣社長(60)は12年に就任後、人気たばこブランド「ナチュラル・アメリカン・スピリット」の米国外での事業を約6千億円で買収。国内の生産体制のスリム化で実績を上げた。小泉氏は社長退任後、会長には就任せず、経営の一線から退く見通し。
 JTは07年に同業の英ギャラハーを2兆円超で買収するなど、積極的に海外展開を進めてきた。寺畠氏を社長に抜てきすることで、グローバル戦略のスピードを上げる。
 寺畠 正道氏(てらばたけ・まさみち)89年(平元年)京大工卒、日本たばこ産業入社。11年執行役員、13年取締役、JTインターナショナル副社長。