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(株)JPホールディングス【2749】の掲示板 2016/03/30〜2016/07/21

 自民党は3日、参院選公約を発表した。デフレ脱却に向け、安倍晋三首相の掲げる経済政策「アベノミクス」をフル稼働させる考えを示し、消費税率10%への引き上げ再延期と今秋の経済対策実施を明記した。アベノミクスの「成果」を活用して社会保障政策も手厚くすると強調し、経済最優先を前面に打ち出した。

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 公約は「アベノミクスのエンジンを最大限にふかすことでデフレからの脱出速度を更に上げる」と強調し、名目国内総生産(GDP)を戦後最大の600兆円に押し上げると明記。具体策として、低金利を生かした財政投融資で、リニア中央新幹線の大阪開業前倒しや整備新幹線の建設推進など、今後5年で官民あわせ30兆円規模の事業を確保するとした。最低賃金1000円▽訪日外国人観光客数4000万人(2020年)▽農林水産物の輸出額1兆円(同)目標の前倒し--などの実現も掲げた。

 経済成長に伴う税収増を活用し、女性や高齢者、若者が活躍できる「1億総活躍社会」を実現すると明示し、保育と介護の受け皿をともに50万人分増やす▽保育士の給与を新たに2%改善▽介護士の給与1万円改善▽給付型奨学金の創設検討--などを盛り込んだ。

 社会保障政策については「赤字国債に頼ることなく安定財源を確保し、可能な限り社会保障の充実を行う」と明記。増税延期と赤字国債の発行を提案している民進党をけん制した。【大久保渉】

 ◇自民党の参院選公約(骨子)

・国内総生産(GDP)600兆円

・保育の受け皿を50万人分増

・安全保障法制であらゆる事態に対応

・消費税率10%への引き上げを2019年10月まで延期し軽減税率を導入

・赤字国債に頼らず社会保障を充実

・20年度の国・地方の基礎的財政収支の黒字化目標を堅持

・同一労働同一賃金の実現

・衆参両院憲法審査会で議論を進め憲法改正を目指す