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ジャパンベストレスキューシステム(JBR)の業績が拡大している。2019年9月期の純利益は3期連続で過去最高を更新する見通しで、株価は半年間で2割弱上がった。カギ開けなど会員向けの生活支援サービスが好調で、16年に参入した補修事業が黒字化を見込むなど新たな柱も育ってきた。
高成長のカギが協業だ。1日、クレジットカード会社として初めてクレディセゾンと提携した。セゾンが発行するカードに、月額300円(税抜き)でトイレの水漏れなど生活トラブルに対応する加入者特典をつける。

ミニミニなど不動産仲介会社や大学生協とも提携し、賃貸物件向けの生活支援サービスで会員を増やしてきた。提携先は不動産関連だけで2000社にのぼる。会員数は約230万人で、21年9月期に410万人に増やす目標を掲げる。自前で営業するのでなく、提携先に「売ってもらう」ことで販促費を抑え、高利益率につなげている。
JBRは困りごとの駆けつけ事業、家電の延長保証などの会員事業、少額短期保険を手掛ける保険事業が主力だ。民事再生手続き中の企業を買収して16年に参入した補修事業がいま、4本目の柱に育ちつつある。

補修事業の強みは低価格と短工期だ。崩れた壁や床、備品をパテや塗料で修復し、見た目を違和感なくする技術に強みを持つ。高級石材を使った石塀の場合、5分の1の価格で済むこともあるという。補修材の加工や運搬の手間を省くことで工期も短くなる。

補修事業でも提携先は広がる。長谷工コーポレーション系の長谷工管理ホールディングスや、住友不動産系の住友不動産建物サービスなどと提携した。不採算案件からの撤退もあり、同事業の18年9月期の営業損益は4800万円の赤字と、前の期比で半減した。19年9月期は黒字に転換する見込みだ。