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アスカネットの精度の高い大型ガラス製プレートを簡単に製造する方法の特許出願が公開されています。

【公開番号】 特開2022-72280
【公開日】  2022年05月17日
【発明の名称】光学結像装置に用いる光反射素子の製造方法
【出願人】  株式会社アスカネット

大型ガラス製プレートは高額にもかかわらず高い需要があるものの、供給が追いついておらず大きな売上になっていませんでした。

大型プレートが製造可能になったとの四季報情報や、販売代理店のラインナップに大型プレートが記載されていることなどから大型プレート製造に改善が見られたようですが、この発明と関係があるかどうかは不明です。

内容について簡単に。

大型プレートは複数の小型プレートを張り合わせて作る(タイリングする)のですが、個々のプレートの端面を正確に一致させる必要があるとしています。

小型プレートが完成後、縦横の寸法を合わせるために研磨するのですが、精密な光学素子(小さな鏡の集合体)だけに研磨の際に素子が欠けたり、素子がずれたり(プレートを並べたとき、ミラーの位置がずれる?)する問題が生じていたそうです。

しかし、この発明により「光反射素子の端面の寸法精度を向上し、複数の光反射素子又は光学結像装置を並べても、隣合う光反射素子又は光学結像装置の光反射層が正しく並んで鮮明な実像を提供できる光学結像装置に用いる光反射素子の製造方法を提供する」としています。

また、「各光反射素子の精度が高いので、例えば、4枚、9枚、16枚の光反射素子を平面上に並べてより大型の光反射素子を形成できる。更に、光反射素子を組み合わせた光学結像装置をタイリングして大型の光学結像装置を製造することも容易となる」ともあります。

研磨時に、支持部材を接着してから研磨する、または接着剤で研磨面を補強してから研磨する(凹凸を研磨するのにパテ埋めしてから研磨する感じ?)などの方法が説明されていて、「接着剤」が重要な働きをしているように見えます。

何となくですが、セブンイレブンの実証実験に使用されているガラス製プレートの精度が飛躍的に向上していることを思い出しました。

デジPOSの動画を見てタイリングの跡がほとんど見えないこと、三井化学が「自社の接着剤が使用されている」としていることと、今回の発明は何か関係があるのでしょうか?

もしそうなら同時に歩留まり向上(不良品率低下)から生産性の向上、コストダウンも実現されている可能性があり、本格採用のネックになる部分(本当に大量生産できるのか? 価格的が高すぎないか?)も大きく改善される期待があります。