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(株)アスカネット【2438】の掲示板 2022/01/29〜2022/02/01
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>>67
わかりやすい解説ありがとうございます。
ASKA3D(AIプレート)は空中ディスプレイの先駆者と言うわけですね。
アスカネット、大日本印刷、三菱電機が競ってる感じなんでしょうか。
ASKA3Dは画面サイズは200×200mm。 価格は1台80万円からとあり、
今回のIRのレジも結構いいお値段になりそうで。
DNP非接触ホロタッチパネルを使ったレジは既存品に追加だし導入費用がかなり安そうだったので。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161314_1587.html
実証実験はされても果たして売れるのかが気になりまして。
ASKA3D ガラス→樹脂にして
価格競争力あげてるみたいなので期待はしているのですが。
oxg***** 2022年1月29日 16:03
>>55
そういえばDNPのホロタッチのことばかりで、ASKA3Dプレートのなにがどう凄いのかについてお答えしていませんでしたね。失礼しました。
毎度毎度の説明で恐縮ですが。
ASKA3Dプレートを「空中ディスプレイ」(空中映像表示装置)だと思っている方もいるかもしれませんが、ASKA3Dプレートは「プレート裏側の光の状態をプレートの表側に再現する」(同時に表側の光の状態も裏側に再現する)特性を持った「汎用的な光学部品」です。
たまたまプレート裏側にディスプレイを設置して空中ディスプレイとして利用しているだけで、空中ディスプレイはASKA3Dプレートの数ある利用方法のほんの一例に過ぎません。
空中ディスプレイ = プレート裏側のディスプレイの各ドットが放つ光を集め、プレート表側の空中で再現するので、実態のない空中の各ドットから放射状に光が放たれる。
ASKA3Dプレートという光学素子は、光のコピー、光の延長、2点の空間の接続といった使い方に応用できるものです。
これらは空中ディスプレイ以外の利用法の例です。
・大型空中立体映像(日鉄ソリューションズと共同技術検証実験)
・空中生体認証(空中の見えないリーダーで読取)
・空中の見えないカメラから気づかれずに撮影
・網膜投影(眼球の位置の実体のないプロジェクターから投影)
・光学迷彩(背後の光を迂回させて前方に同じ光を再現)
・遮蔽物の向こう側の距離の測量
・遮蔽物があっても影が映らないプロジェクションマッピング
・半透明の試料の内側から観察可能な顕微鏡(アスカネット)
一応全部根拠(特許、論文、実験、展示会等)のあるものばかりです。
今まで人類の歴史に登場しなかった新たな光学部品なので、まだ「プレート裏側のものが空中に見えますよ」といった利用方法(レンズで言えば「のぞいたものが大きく見えますよ」といった段階)が中心ですが、今後の応用研究によってレンズのように様々な用途で活躍するものと期待しています。