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iPath VIX短期先物指数連動受益証券【2030】の掲示板 2015/09/30〜

■来る6月1日に予定されている臨総での株主提案として、西村は藤澤を筆頭に東証2部フォーサイド会長の泉信彦や、アドアーズ社長の齋藤慶など、藤澤系の人物の取締役選任を求めている。もしこれが可決された場合、藤澤の個人会社に持株を譲渡する予定。インサイダー報道を受け、コンプライアンス上、西村による独自の経営支配が難しくなる中で、藤澤と野合して捨て身の作戦に出たと見られる。
■そのような背景事情のためか、取締役候補の人選はかなり拙速に決めらたようだ。臨時株主総会で取締役候補となっていた弁護士の浜田卓二郎は適時開示が出た5月15日、「当該臨時株主総会を招集する株主から事前に何ら説明等を受けていない」と表明。おそらく、藤澤の介入から臨総まで時間がなかったため、就任承諾を取らずに役員に推したと思われる。だが、西村が提出した株主提案書の議案には、承諾を得ていない旨は記載はされていない。これではプロスペクト株主は、誰が承諾を得ていて、誰が承諾を得ていない役員候補か分からないまま議決権を行使することになる。
■プロスペクトと同様に、Jトラストではなく藤澤個人が筆頭株主となった企業に、ジャスダック上場SAMURAI&J PARTNERS(旧デジタルデザイン)がある。同社は最近、クラウドファンディング事業を開始し、インドネシアのJトラスト銀行向けのローンファンドを組成している。これはシンガポール子会社J Trust Asiaを経て、Jトラスト銀行に劣後ローンを供給するもので、赤字拡大の一途であるJトラスト銀行の自己資本を補強する苦肉の策と見られる。プロスペクトが藤澤傘下となれば、経営資源をJトラスト系に向けざるを得なくなるのではないか。
■プロスペクトの一部株主には、藤澤の経営手腕に期待する向きもあるようだが、当サイトがこの間報じている通り、近年のJトラストはタイやインドネシア投資で巨額損失を連発しており、ライツオファリングで調達した1000億円の大半を短期間で消失させている。