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「名古屋市が全市立学校のブロック塀を撤去」
ようやく重い腰を上げましたね。
大阪北部大地震での小学生死亡事故の教訓からの対策のようだが、今更ながらの感は否めない。
かつて、宮城県沖大地震でブロック塀の崩壊事故があったのにもかかわらず、他の地域では対策がきちんと行われているのかどうか、極めて疑わしい。
今回の小学生事故は、建築基準法違反とされているが、そもそも教育委員会の調査が、あまりにも杜撰なもので、打診による検査は何の資格もない素人が行ったことが明るみにされている。これはもう、天才ではなく「人災」である。
結局のところ、誰も責任をとらないお役人体質が、この国をおかしくしてしまっている。
失われた命は、戻らない。今回の事故は、その責任所在を明らかにし、関係者を厳格に処罰していただきたい。

そこで、名古屋では暫く大きな地震を経験していないことから、南海トラフ大地震への備えが不十分だといわれている。官・民を問わず、そこに出入りする、あるいは働く人々の生命財産の保全義務は、今更ここで取り上げて言うまでもない。もし、建造物の耐震強度が基準を満たしていないとすれば、命の保証はないに等しいといえるのではないか。
然るに、建設会社は市民の生命財産を守るための改善提案を積極的に展開しなければ、その存在意義はない。これはゼネコンの使命であることを名工建設は肝に銘じ、世に尽くしていただきたい。