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絶叫し、喜びを爆発させた。「イエーイ!!」。前日1日の第17戦で今季自己最低の14位に沈みながら、1日で修正した。200メートルを越える飛距離で争うフライングヒルで初の栄冠。小林陵が通算10勝目を挙げ、1998年長野冬季五輪団体金メダリストの原田雅彦(現雪印メグミルク監督)を抜いて日本勢単独3位となった。

 「ちょっとのことで変わる競技なんだな。勝てるとは思わなかった」

 W杯のシーズン10勝は史上9人目で、W杯通算46勝を誇る“鳥人”マッチ・ニッカネン(フィンランド)らに並んだ。勝利から遠ざかっていた小林陵はこの日からブーツを新品に替えた。試合を重ねるうちに靴がへたり、軟らかくなっていた。宮平ヘッドコーチは新しい硬いブーツを用いると、「スキーを体にうまく寄せられる」という。