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飛島建設(株)【1805】の掲示板 2018/02/06〜2018/05/15

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武士の魂 強く買いたい 2018年5月15日 21:59

【安心できる良い決算!ー飛島の意識の変化ー】
皆、非常にハラハラした気持ちで決算発表を迎えた事であろう。
数日前から軒並み中堅ゼネコンが今期の見通しを40%前後の減益予想、悪くは減配の発表をした。
伴ってどこよりも堅く失望させる決算を出し続けて来た過去のある飛島は強烈な不安から上値重く狼煙売りを受けた。
今回の決算にかかっていたポイントは、増配した配当4円を他社のように減配せず今期もスタンダードとできるか?今期業績予想を従来の飛島の出し方同様、他社のように40%前後もしくはそれ以上の減益予想を出して来ないかどうか?
そのような大きな不安から本来の高業績を素直に反映できない経緯があった。
①増配した配当4円を今期も維持!(※統合後40円だが分りやすく以降4円と記述する。)
昨年3円から2円に減配した経緯、同レベル他社の減配ムードが大きな不安を抱かせていたが、結果、4円配当維持を発表した。飛島にとっては実質的に2円増配したことと同じであり、評価できる。
もう1つそこに隠れているポイントは、飛島という会社は先行きに不安があれば躊躇なく減配予想を出し、好調が予想されれば前期の流れを引き継ぎ最初からは増額せず、最終的に上乗せして来る企業である。
つまり4円配当も今期末には5~6円に増額して来る期待が大きいと言うことである。
証拠に、中期経営計画終了時の来期には配当性向20%以上を掲げているが4円でも15.4%であり、上値余地がある。
②今期経常利益予想額は中期経営計画目標をはるか凌ぐ69億円!
ここも大きな不安要素であり40%前後の減益予想を出すのでは?という恐怖があったであろう。
しかし従来の飛島とは違い、わずか11.5%の減益予想に留まった。ここが重要だが単純に減益率で見てはいけない!
最高益を記録した前期結果からのものであり、その額は中期経営計画終了の来期まで目標の経常利益57億円をはるか凌ぐ69億円である!何度も言うがゼネコンは当初は基本契約ベースでの予想しか出せず、期末に追加工事、設計変更の上乗せが多く上方修正して来る。ということは、前期並み、もしくはそれ以上の利益に膨らむ可能性が高いことになる!
今期予想の経常利益額は過去類をみない高収益予想である!嘘と思うなら過去本決算時の予想額を比べてみるが良い。
堅すぎる飛島が現段階でこの高収益予想を出すと言うことは、素晴らしい結果が予想される。
③中期経営計画途中にして目標達成を継続する高業績予想!
他の数値にも目を向けて頂きたい。売上高、営業利益、自己資本比率全て、中期経営計画の途中にして今期も大きく上回る予想である。
「経営計画目標➡今期予想」
売上高:1300億円➡1360億円、営業利益:60億円➡72億円、自己資本比率:30%➡31.1%(※前期結果のみ)
まあ、中期経営計画も保守的だったのはあるが、環境も良く高業績を維持できるのは一目瞭然である!
③ROE(自己資本純利益率)が高い!
一般にROEが10%以上の企業は非常に効率良く稼いでいる優良企業とされ、15%以上で非常に効率が良い。
それが現段階で20.9%あり、安定的に非常に高い水準で推移している。
④10:1の株式統合を発表
これは以前から小生も株主の一人として会社側に要望してきたことだが、ようやく株主に目を向けて来た姿勢の現れであり、評価できる。
会社側の理由にも記載があり、投機的対象とされないよう、つまり遊ばれないよう統合するとある。
非常に低株価であるがゆえ狙われ安く、少額投資の個人も参加しやすく不安定で不合理な動きになることが多かった。
資産価値には変化なく、もし昔の単位で端数が出る者も買取り処理も選択出来るので、良い決断であった。

以上、今回の決算では非常に安心した者が多いであろう!何かいつもの飛島と違う空気をずっと感じていたが、決算の出し方についてようやく株主を意識する方向になって来ており、評価に値すると言って良いであろう。
売り煽る内容の投稿が目立って来たと言うことは、安く買いたい・空売りの奴等も意外にも安心できる内容であった為、分かっていて必死で下げようとする意図が見受けられる。
明日以降、当然の売り仕掛け、売りの見せ玉、も出るであろうが、決算内容も紐解くと、非常に安心できる良い内容であり、全く心配はいらない!上昇を目指すので強気で持つが良い!非常に割安である!期待したし!