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<2016 年 1 月 12 日 15:12 JST
(THE WALL STREET JOURNALより抜粋)

 ナショナル・オーストラリア銀行のアナリスト、ビヤン・ライ氏は、「いま(原油相場の)底値を拾うのは難しい。(相場が)根本的にあまりにも弱いからだ。元相場を操作する中国政府の異常な行動が、自国の通貨政策をどちらに向かわせるべきか政府が迷っているとの混乱につながっている」と指摘した。

 一方、イランは1-3月期中に原油輸出が解禁されると、輸出を再開する見通しだ。イランは禁輸措置が解除された場合、すぐに少なくとも50万バレルを輸出できるとしている。

 シンガポール市場のトレーダーは、「供給過剰が増す問題が(石油)業界を1年以上も圧迫している。米国のシェール生産は減速しているが、需要が追いつくほどまだ減速してはいない」と語った。

 米ドル高が強まっていることも、トレーダーらが原油高予想を捨てる理由になっている。モルガン・スタンレーでは、ドル高を背景としてブレント原油は1バレル=20ドルまで下がるかもしれないとみている。5%のドル高で、原油相場は10%〜15%下落する可能性があると言う。ゴールドマン・サックスも、世界の原油相場は産油国が減産するまで1バレル=20ドルに向かうと予想している。>

供給過剰を原油市況下落の主因とするゴールドマン・サックスの主張が一番説得力がある。