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東証大引け 日経平均は反落 AIや半導体に売り、内需は買い
国内株概況
2025年11月21日 金曜日15:58
21日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前日比1198.06円(2.40%)安の4万8625.88円だった。前日の米ハイテク株安を引き継ぎ、東京市場でも人工知能(AI)や半導体関連株が軒並み売られた。午後は下げ幅を1300円あまりまで拡大する場面があったが、内需関連の好業績銘柄などには消去法的な買いが入り、相場全体の地合いを下支えした。
前日の米市場ではダウ工業株30種平均など主要3指数が下落した。好決算を手掛かりに買いが先行した半導体大手エヌビディアが下げに転じ、米株全体の地合いを冷やした。東京市場でもアドテストやソフトバンクグループ(SBG)といった値がさのAIや半導体関連株の急落が日経平均を押し下げた。
下値では、根強い日本株の先高観から海外短期筋などが押し目買いを入れ、日経平均は下げ渋る場面もあった。SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「決算発表後の出遅れ銘柄を拾う動きなどもみられ、意外に底堅い印象はある」と話す。一方で「日中の対立が深刻化・長期化した場合は、日本株へのネガティブな影響は免れない」と指摘。また、AIや半導体、訪日外国人といったテーマを失うと、日本株は年末にかけて上値が重くなるともみていた。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は1.84ポイント(0.06%)安の3297.73だった。JPXプライム150指数も反落し、6.44ポイント(0.45%)安の1429.78で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で8兆9565億円、売買高は33億7217万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は273。値上がりは1317、横ばいは22だった。
フジクラやイビデン、ディスコが下げた。一方、ファストリや信越化、バンナムHDは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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