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国際のETF VIX短期先物指数【1552】の掲示板 2021/06/25〜2021/06/28

米国楽観祭り🇺🇸

NY株ハイライト 楽観し過ぎ? 
グロースもバリューも上昇
2021/6/25 6:56 (2021/6/25 7:15 更新)
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米株式相場が再び上値を試す展開だ。24日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が反発し、ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数は過去最高値を更新した。このところハイテクなどグロース(成長)株の上昇が目立っていたが、この日は景気敏感株などのバリュー(割安)株も買われた。投資家心理は楽観に傾きすぎとの見方もある。

ダウ平均は前日比322ドル高の3万4196ドルで終えた。買いを後押しするのは米連邦公開市場委員会(FOMC)後にいったん強まった利上げ前倒しの懸念が和らいだことだ。今週に入りパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁らFOMCの中心メンバーが相次ぎ性急な利上げに否定的な発言をし、市場の懸念をなだめる結果となっている。

緩和縮小の前提条件となる雇用回復にはまだ時間がかかりそうだ。24日発表の週間の米新規失業保険申請件数は41万1000件と前週から小幅に減ったが、市場予想は上回った。申請件数は37万件に減少した6月上旬を境に下げ止まっている。雇用の本格回復は失業保険の拡充措置が終了する秋以降というパウエル氏が示した認識に沿った数字だ。

CNBCの著名コメンテーター、ジム・クレイマー氏によると米長期金利の低下が顕著になった5月半ばに多数のハイテク株が一斉に上昇基調に転換したという。ベンチャーキャピタル(VC)インデックス・ベンチャーズのパートナー、マイク・ボルピ氏はCNBCのインタビューで、コロナ禍で進んだデジタル化の流れは続き「底堅い業績が期待できる企業が多い」との見方を示した。

24日はソフトウエアのマイクロソフトの時価総額が初めて終値でも2兆ドルを超え、SNS(交流サイト)のフェイスブックや画像処理半導体(GPU)のエヌビディアなども上場来高値を更新した。

バリュー株も負けていない。24日はバイデン米大統領が上院の超党派議員グループと1兆ドル規模のインフラ投資法案で合意したと表明し、建設投資拡大が追い風となる建機のキャタピラーなどに買いが入った。金融引き締めが米景気を冷やすとの懸念が薄れ、グロース株と比較した相対的な割安感から「バリュー株にはまだ投資妙味がある」(スレートストーン・ウェルスのケニー・ポルカリ氏)と考える投資家は多い。

SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏は「買いが途切れないことに勇気づけられる」と話し「循環物色はしばらく続く」と予想する。ダウ平均は5月上旬に付けた最高値(3万4777ドル)まであと580ドルとなっている。

投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は24日に一時14.19と昨年2月以来の水準に低下した。投資家心理の改善が進むなかで「やや楽観が過ぎている。いつインフレや利上げ観測が再燃し、調整が始まってもおかしくない」(ポルカリ氏)との警戒感はくすぶっている。

国際のETF VIX短期先物指数【1552】 米国楽観祭り🇺🇸  NY株ハイライト 楽観し過ぎ?  グロースもバリューも上昇 2021/6/25 6:56 (2021/6/25 7:15 更新) [有料会員限定]  米株式相場が再び上値を試す展開だ。24日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が反発し、ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数は過去最高値を更新した。このところハイテクなどグロース(成長)株の上昇が目立っていたが、この日は景気敏感株などのバリュー(割安)株も買われた。投資家心理は楽観に傾きすぎとの見方もある。  ダウ平均は前日比322ドル高の3万4196ドルで終えた。買いを後押しするのは米連邦公開市場委員会(FOMC)後にいったん強まった利上げ前倒しの懸念が和らいだことだ。今週に入りパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁らFOMCの中心メンバーが相次ぎ性急な利上げに否定的な発言をし、市場の懸念をなだめる結果となっている。  緩和縮小の前提条件となる雇用回復にはまだ時間がかかりそうだ。24日発表の週間の米新規失業保険申請件数は41万1000件と前週から小幅に減ったが、市場予想は上回った。申請件数は37万件に減少した6月上旬を境に下げ止まっている。雇用の本格回復は失業保険の拡充措置が終了する秋以降というパウエル氏が示した認識に沿った数字だ。  CNBCの著名コメンテーター、ジム・クレイマー氏によると米長期金利の低下が顕著になった5月半ばに多数のハイテク株が一斉に上昇基調に転換したという。ベンチャーキャピタル(VC)インデックス・ベンチャーズのパートナー、マイク・ボルピ氏はCNBCのインタビューで、コロナ禍で進んだデジタル化の流れは続き「底堅い業績が期待できる企業が多い」との見方を示した。  24日はソフトウエアのマイクロソフトの時価総額が初めて終値でも2兆ドルを超え、SNS(交流サイト)のフェイスブックや画像処理半導体(GPU)のエヌビディアなども上場来高値を更新した。  バリュー株も負けていない。24日はバイデン米大統領が上院の超党派議員グループと1兆ドル規模のインフラ投資法案で合意したと表明し、建設投資拡大が追い風となる建機のキャタピラーなどに買いが入った。金融引き締めが米景気を冷やすとの懸念が薄れ、グロース株と比較した相対的な割安感から「バリュー株にはまだ投資妙味がある」(スレートストーン・ウェルスのケニー・ポルカリ氏)と考える投資家は多い。  SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏は「買いが途切れないことに勇気づけられる」と話し「循環物色はしばらく続く」と予想する。ダウ平均は5月上旬に付けた最高値(3万4777ドル)まであと580ドルとなっている。  投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は24日に一時14.19と昨年2月以来の水準に低下した。投資家心理の改善が進むなかで「やや楽観が過ぎている。いつインフレや利上げ観測が再燃し、調整が始まってもおかしくない」(ポルカリ氏)との警戒感はくすぶっている。