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「業績に関係ない不祥事は買い」とばかりにリバ狙いで21(水)に買いで入った人は、大陰線で結局上手くいきませんでした。なぜ上手くいかなかったのかを解説します。

「業績に関係ない不祥事は買い」が上手くいくのは、以下のような場合です。

(1)不祥事による悪影響以上に株価が下がって著しく割安になっている。
(2)テクニカル的にも売られ過ぎの状態になっている。
(3)悪材料が出尽くした。

それぞれについて、今がどういう状況かを説明します。

(1)バリュエーション面から見て、今の株価は割高です。

■PER、成長率(*1)、配当利回り比較
銘柄名    PER 売上成長率 経常成長率 利回り
オープンハウス 9.9  26.3%   26.4%  2.1%
飯田GHD   8.7   3.0%   9.9%  2.9%
三栄建築設計  6.6  11.6%   9.0%  3.5%
ケイアイスター 7.4  21.5%   38.1%  3.9%
平均値     8.1  15.6%   20.9%  3.1%

タマホーム  11.1   6.4%   17.6%  4.0%

*1)成長率は直近3年間のCAGR。(今期予想値/4期前実績値)^(1/3)-1

現在のPER11.1倍は同業と比べても、4Q決算発表前の9倍台と比べても、高いです。

株価2,300円~2,400円(PER9.3~9.7倍)ぐらいが適正で、それよりも大幅に下がっていないと「不祥事による悪影響以上に株価が下がって著しく割安になっている」とは言えません。

(2)テクニカル面から見て、今の株価は売られ過ぎとは言えません。

25MAからの乖離率は+10.5%、日足RSI(15日)は64.3%で、売られ過ぎどころか、まだ買われ過ぎです。
少なくとも株価が25MAを割り込んで、RSIが40%を切るぐらいでないと売られ過ぎとは言えません。

(3)文春砲は第一弾が出たばかりで、これで終わりとは思えません。
今後、メール、音声、社内文書等が第二弾として出てくる可能性が十分にあります。そうなるとこれまでの会社のIRが嘘だったと思われて、さらに株が売られる可能性があります。
第三者委員会の設置、報告書の受領、代表取締役の辞任へと進む可能性もあります。

買いを検討するのは、まだ早すぎると思います。