一般的に、消費者金融ローンよりも金利が低めなのが特徴の銀行カードローン。銀行カードローンの一覧と、銀行カードローンのメリット・デメリットもご紹介します。
名称 | ![]() auじぶん銀行カードローン | ![]() ちばぎんカードローンクイックパワー<アドバンス> | ![]() 常陽銀行カードローン「キャッシュピット」 |
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金利 (実質年率) | 1.48%〜17.50% | 1.40%〜14.80% | 1.50%〜14.80% |
借り入れ 最短 | 2日 | 2日 | 1日 |
利用できる コンビニ | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート |
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2022年5月12日更新
金融機関の中でも、銀行は様々な種類のローンを取り扱っています。住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなどは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。その中で、基本的に利用目的が自由なものを指すカードローンについて説明をしていきます。銀行カードローンを借りるにしてもどこから選んだらいいの?という方はぜひ参考にしてください。
銀行カードローンはその名のとおり銀行が発行するカードローンで、もう一方の消費者金融カードローンは個人向けの小口融資に特化した事業者(=消費者金融)が発行するカードローンです。
・銀行カードローンの方が金利が低めの傾向
銀行カードローンと消費者金融カードローンの違いでは、まず金利が挙げられます。一般的には銀行カードローンの方が消費者金融カードローンよりも金利が低めの傾向があります。そのため、「金利を低くして利息による負担を抑えたい」という人は銀行カードローンを利用した方が良いと言えます。
・銀行カードローンは総量規制の適用外
消費者金融カードローンの場合は、貸金業法の「総量規制」というルールで借り入れられる金額の上限が制限されています。個人が貸金業者から借りることができる上限は年収の3分の1までとされています。この上限は貸金業者1社からの借り入れだけではなく、借入先の総額が3分の1以下である必要があります。(例:年収600万円の人は、最大200万円までの借り入れしかできない。)
銀行カードローンの場合は、この総量規制が適用されません。銀行カードローンは貸金業法ではなく銀行法という法律がで適用されるためです。よって、銀行カードローンは「借入金額の総量は原則年収の3分の1まで」という貸金業法による制限はありません。(各銀行の方針によって、消費者金融と同様に貸付額を年収の3分の1までと自主規制しているところもあります)
もちろん、貸付上限金額とは別で各カードローンで厳正な審査が行われるため、一律「銀行カードローンなら多く借りられる」というわけではないことに注意してください。
・専業主婦(主夫)は銀行カードローンの方が借りやすい場合がある
総量規制のため、年収0円の専業主婦(主夫)の場合は消費者金融カードローンでの借り入れは書類の提出などが必要になります。具体的には、「配偶者貸付」と言って配偶者の同意や婚姻を示す書類、配偶者の年収を証明する書類などの提出を求められます。銀行カードローンの場合は総量規制の適用外のため、一定の条件を設けて専業主婦(主夫)への貸し付けを行っているところもあります。
・提携ATMが多い&手数料無料も
ATMが利用できると、借り入れや返済の時に便利です。大手銀行の場合、街中で多くの自社ATMが見つけられると思います。自社でなくとも提携ATMが利用できる銀行や、ATMの一部を手数料無料としている銀行も多いため、申し込み前に条件をチェックておきましょう。身近な場所にあるATMで、かつ手数料無料で利用できるのは魅力のひとつと言えるでしょう。
・銀行の系列サービスと合わせて使うと優遇も
系列サービスと一緒に使うとお得・便利なサービスを提供する銀行も存在します。例えば住宅ローンの契約があったり、給与受け取り口座にしていたりすると金利の優遇を受けられるケースがあります。
また、普通預金口座を持っていれば同じキャッシュカードでそのまま借り入れが受けられる場合もあります。すでに自分が口座を持っている銀行があれば、そこがどういうサービス内容を提供しているか一度調べてみるのがおすすめです。
・消費者金融よりも審査は時間がかかる
銀行カードローンの場合、審査は早くても1日〜2日ほど、遅い場合は一週間以上かかることもあります。理由の一つに、銀行カードローンは審査時に警察庁のデータベースへの照会が必須になっているということが挙げられます。これに対し、消費者金融カードローンの場合は最短即日融資など対応スピードが強みです。余裕を持った日数で申し込めるのであれば銀行カードローンでも問題ありませんが、借り入れられるか急ぎで知りたい、早く融資を受けたいという場合は消費者金融カードローンが適しています。
・銀行カードローンは審査が厳しい?
各カードローンによって審査の通過ラインは異なり、その詳しい基準は公表されていません。ですが、過去に銀行カードローンの過剰貸し付けが社会問題化した影響もあり、いまの銀行カードローンは審査が厳しいといわれています。とくに学生の場合は審査に通る可能性は非常に低くなっています。(定期収入があれば可としてる銀行もあります)もちろん消費者金融でも審査はきちんと行われているため、「返済能力・返済意思が確認されないとお金は借りられない(自分が返せるとみなされる金額しか借りられない)」ということは念頭に置いておくべきでしょう。
銀行カードローンと消費者金融カードローンは、金利や審査、融資までのスピードなどどちらも一長一短があります。ご自身の状況や利用目的に合わせて選びましょう。また、銀行カードローンの金利は低めと言っても、借入金額が大きくなれば支払利息も多額になります。利用の際には借りすぎに注意して、無理のない返済計画を立てましょう。