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ATMやスマホから手軽に借入れ・返済ができるカードローン。カードローンの利用を検討している人のなかには、返済はどのように行うのか、どのタイミングで毎月返済をするのかなどが気になる人もいるのではないでしょうか。
今回は、カードローンの返済方法や返済方式について解説します。返済期日に間に合わないとどうなるのかも解説するので、不安なく利用するために必ず確認しておきましょう。
元銀行員/mybest 金融サービス情報コンテンツ担当
大島凱斗
元銀行員として、法人顧客の経営支援・融資商品の提案、個人顧客の資産運用相談業務を担当。現在は日本最大級の商品比較サービスmybestにて金融・サービス商材の情報提供コンテンツを統括している。
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目次
カードローンの返済パターンは、毎月支払う約定返済と、任意のタイミングで追加返済する繰上げ返済の2つです。まずは各返済パターンの特徴を解説します。
約定返済とは、契約者とカードローン会社の双方であらかじめ取り決めた返済日に、約束どおり毎月お金を返済することです。契約者は口座振替やATM、銀行振込などで約定返済額を支払います。
約定返済を行う日付はカードローン会社によって異なり、あらかじめ日付が指定されている場合もあれば、契約者が自由に選べる場合も。返済日が自由なカードローンなら、給料日のあとを返済日にするなど、無理なく返済がしやすい日を選択できて便利です。
約定返済の方法は、毎月一定の金額を支払うリボ払いが一般的。リボ払いにも種類があり、多くのカードローン会社では元利定額返済方式または残高スライド元利定額返済方式を採用しています。以下では、各返済方式の特徴を見ていきましょう。
出典元:Getty Images
元利定額返済方式は、残高にかかわらず完済まで同じ金額を支払い続ける返済方式です。元利とは元金と利息を表しており、「元金と利息を合わせた一定の金額」を意味します。
元利定額返済方式のメリットは、返済管理がしやすいことです。仮に約定返済額が1万円に設定されれば、完済するまで毎月1万円のみ返済していきます。毎月返済する金額が一定で管理しやすいため、計画的に返済ができるでしょう。
一方でデメリットは、なかなか元金が減らず利息が増えやすいことです。元金が多いほど返済に時間がかかってしまうため、利息がかさみ総返済額も多くなる傾向があります。
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残高スライド元利定額返済方式は残高スライドリボルビング方式とも呼ばれ、借入残高によって返済額が変動するタイプです。基本的には元利定額返済方式と同じく、元金と利息をあわせて一定の額を返済し続けますが、借入残高の増減に応じて返済額が変わります。
「残高が20万円以下の場合、最低返済額は1万円」「20万円超50万円以下の場合、最低返済額は1万5,000円」のように、残高に応じて返済額が決められているのが特徴です。返済額の設定は金融機関ごとに異なるため、返済日までに必ず金額を確認しましょう。
残高が減るにつれて、返済額の負担も少なくなるのがメリットです。一方で毎月の返済額の予測がしにくいため、返済管理が難しくなりやすい点には注意しましょう。
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繰上げ返済(臨時返済)とは、約定返済以外のタイミングで返済することです。返済方法は約定返済と同じく、口座振替やATM、銀行振込などで行えます。
繰上げ返済は、毎月決められた金額を支払う約定返済と違い、返済額を自分で自由に決められること、いつでも返済できることが大きな特徴です。
また、約定返済では利息を支払ったあとに残りの分が元金返済にあてられますが、繰上げ返済はすべて元金にあてられます。元金が早く減れば利息の負担が減り、総返済額も軽減されるため、お金に余裕があるときには積極的に繰上げ返済を行いましょう。
繰上げ返済の一種である一括返済は、カードローンの総返済額を一括で返済して支払いを完了させるやり方です。一括で全額返済してしまえば、当然それ以上利息がかかることはないため、総返済額を抑えるには最適な方法といえます。
カードローンで借入れしたお金の返済方法には、口座振替やATM返済、銀行振込などがあります。以下でそれぞれの特徴を解説するので、自分に合う返済方法はどれかをチェックしてみましょう。
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口座振替は、あらかじめ登録しておいた口座から返済額が自動で引き落とされる返済方法です。決められた返済日に自動的にお金が引き落とされるため、返済日を忘れずにすみます。
口座振替は手数料もかからず便利な反面、引落日までに入金を済ませておかなければ残高不足で引き落としができないため、常にある程度のお金を口座に準備しておくことが重要です。
なお、カードローン会社によっては一部の金融機関に対応していない場合があります。口座振替に利用したい金融機関とカードローン会社が提携しているかどうかを、契約のときに確認しておくと安心です。
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専用のローンカードやスマホアプリを使い、提携先の銀行やコンビニエンスストアのATMから返済する方法もあります。とくに、コンビニエンスストアのATMは24時間営業しているため、自分の都合に合わせて返済が可能です。
ATMは便利な反面、取引手数料がかかる点には注意。無駄な費用負担につながるほか、時間帯や曜日によって取引手数料が変わることもあります。
加えて、システムメンテナンスを行っている時間帯は利用できないため、ATMや借入先の案内をよく確認しておきましょう。
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カードローンでは銀行振込による返済も可能です。インターネットバンキング対応のカードローンであれば、スマホやパソコン、アプリからでも返済できます。
簡単な操作で返済手続きが完了し、店舗へ出向く必要もないのが大きなメリット。夜中や休日に返済を忘れていたことを思い出しても、その場ですぐに手続きができます。ほとんどのカードローン会社が手数料を無料に設定しており、コストを抑えられる点も魅力です。
ただし、スマホの機種やブラウザーによっては対応していない場合があるため、利用可否を金融機関に問い合わせるか、公式サイトで確認しましょう。
また、ATMと同じくメンテナンス中は利用できません。急ぎの返済や期日が近い場合には、メンテナンスの実施時間帯を事前に確認しておくのがおすすめです。
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表
飯田道子
総返済額を抑えるためには、繰上げ返済をすることがベストでしょう。繰上げ返済は、いつでも好きなタイミングで行うことができるため実施しやすいはず。 返済の際は、手数料が無料のATM・インターネットバンキングを利用してください。せっかくの繰上げ返済の一部が利用手数料に消えてしまうのは、かなりもったいないですよ。
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カードローンを利用する際は、返済額や利息がいくらになるかを事前に把握しておきましょう。利息の計算式は、借入金額×実質年率×借入日数÷365日(うるう年の場合は366年)です。
以下では、50万円を金利18%で24カ月間借入れた場合と、100万円を金利15%で24カ月間借入れた場合の返済額と利息をシミュレーションしてみます。
<借入額50万円を金利18%で24カ月間借りた場合>
<借入額100万円を金利15%で24カ月間借りた場合>
借入金額が増えるほど、借入期間が長いほど利息の負担は重くなります。シミュレーションをする際には、いくら借りてどのくらいの期間で返せば利息負担が抑えられるか、いくつかのパターンにあてはめてチェックしてみるのがおすすめです。
カードローンを利用する際は、無理なく支払える毎月の返済額を把握し、返済プランを立てておくことが大切です。借入中の返済負担を減らしたいなら、繰上げ返済や一括返済を活用しましょう。ここでは、カードローンの返済を賢く行う方法を解説します。
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カードローンでお金を借りる前に、無理なく支払える返済額を計算しておくことが重要です。借入れを無理のない範囲のみにとどめることで、家計に大きな負担をかけずに返済を継続できます。
まずは収入や支出、預貯金額をチェックし、いくらまでなら毎月返済できるかを計算してみましょう。より余裕を持って返済するためには支出を見直すこともポイント。スマホのキャリア・料金プランや不要なサブスクサービス、交際費などを見直し、無駄な出費を洗い出してみるのがおすすめです。
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借入れる前に毎月の返済額や返済日、返済期間、総返済額を把握し、返済計画を立てておくことも大切です。完済までのめどを明確にしておくことで計画的に返済できるほか、返済遅延や返済期間の長期化を防ぎやすくなります。
返済プランを立てる際は、カードローン会社などの返済シミュレーションを利用するとよいでしょう。借入金額などを入力するだけで、毎月返済額や返済期間、利息総額などを確認できます。
例えば、「毎月1万9,000円を返済していけば12カ月で20万円を完済できる」といった返済のめどを立てておくと、いつまで返済が続くのかといった不安の軽減にもつながるでしょう。
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カードローンの返済期間中、資金に余裕ができたときは繰上げ返済や一括返済をするのがおすすめです。繰上げ返済・一括返済をすると元金の減少が早くなるため、返済期間を短縮できて利息負担も減らせます。
ただし、無理をして繰上げ返済・一括返済をすると生活に支障をきたすことも。ボーナスが入ったときなど、家計にゆとりがあるときだけ行うのが賢明です。繰上げ返済をしても毎月の約定返済は必要なので、家計の状況にあわせて無理のない範囲で行いましょう。
カードローンの利用を検討するとき、返済金額や返済日は変更できるのか、返済が厳しくなったらどうしたらよいかなどの疑問が生じるかもしれません。ここからは、カードローンの返済方法についてよくある質問を解説します。
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約定返済金額や約定返済日を変更できるかどうかは、カードローン会社によって異なります。
約定返済金額は利用残高などによって決まり、途中で変更できないことが一般的です。一方、なかには返済方式を変更することで約定返済金額を変更できるカードローンもあるため、利用したい金融機関の案内をチェックしてみてください。
約定返済日に関して、大手消費者金融のアイフル、アコム、プロミス、レイク、SMBCモビットはいずれも変更可能です。ただし、口座振替で返済している場合は変更できないことがあるので注意しましょう。
銀行カードローンの場合、約定返済日の変更に対応しているところもあれば、途中で変更できないところもあります。「返済日を変えたいのに変更できなかった」と契約してから後悔しないよう、事前に公式サイトなどで確認しておくのがおすすめです。
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返済期日が守れなかった場合は、カードローンが利用停止になったり、信用情報に遅延の履歴が掲載されたり、遅延損害金が発生したりと、さまざまなデメリットがあります。
利用停止は、延滞したその日に実行されることもあれば、数日たって停止になるなど金融機関によってさまざま。いずれにしても、返済しない限りは追加借入れすることは難しくなります。
個人信用情報に延滞の履歴が載ってしまうのも避けたいところ。信用情報には、各種ローンやクレジットカードなどの利用履歴が掲載されています。ローン審査では必ず個人信用情報を見られるので、延滞履歴はマイナスポイントに。延滞の履歴は数年間残るとされています。
延滞のペナルティとして遅延損害金が発生する点にも注意が必要です。遅延損害金は日割りでどんどん増えていくうえ、金利は年20%と高く設定されているため、返済が滞る日数が長いほど多額の支払いに応じなければいけません。
返済に遅れてしまう代償は非常に大きいため、毎月期日どおりにきちんと返済しましょう。
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どうしてもカードローンを返済できないときは、すぐに借入先の金融機関に連絡しましょう。返済日を翌月にまとめてくれたり、その月の返済額を減らしてくれたりと、何かしらの対応をしてくれる可能性があります。
連絡せず放置していると、遅延損害金がかさんだり、信用情報が悪化したりと、どんどん状況が悪くなってしまうことに。さらに延滞が続くと、督促状の送付や電話での催促、裁判所からの通知などを経て、最終的には財産を差し押さえられる可能性もあります。
最悪な事態を招かないように、カードローンの返済が大変になったらすぐに連絡することを心がけてください。
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弁護士に相談するのは、自分1人では解決できない状況に陥ったときです。返済の見通しが立っていたり、自分で解決できそうであったりする場合は、弁護士に相談する必要性はありません。
督促が来ているにもかかわらず返済のめどが立っていない場合には、弁護士に相談するのもひとつの手です。現状を相談すれば、具体的な対処法をアドバイスしてくれる可能性があります。
法的手段を含めて問題を解決できる場合もありますが、弁護士費用として一般的に10万〜50万円前後の費用がかかる点は理解しておきましょう。返済に困っていれば弁護士費用を払うことも難しいと考えられるため、何よりあらかじめ計画的な利用を心がけて延滞しないことが重要です。
弁護士費用は苦しい一方、自分ではどうすることもできないと感じたら、まずは無料相談できるところを探してみるといいでしょう。
カードローン選びで返済方法の利便性を求めるなら、とくにインターネットバンキングの対応金融機関をチェックするのがおすすめです。加えて、借入れができる提携ATMの多さなども比較すると、よりよいカードローンを見つけられるでしょう。
以下のページでは、各社のカードローンをランキング形式で紹介しています。消費者金融から銀行カードローンまで、幅広く比較検討したい人は参考にしてみてください。
記事提供元: mybest
公開日:2022年09月20日
更新日:2025年06月02日
※本記事に掲載されている情報は2022年09月20日時点のものです。お申込みの際は各社公式サイトに記載の最新の情報を必ずご確認ください。
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CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表
飯田道子
カードローンの返済方法はいくつかありますが、最もラクなのが口座振替。口座振替は、手続きさえしてしまえば毎月決められた返済日に自動的に口座から引き落とされるので、延滞を避けやすい手段です。
とはいえ、残高が足りない場合は延滞になってしまうので、残高はマメに確認してください。残高に意識が集中すると、普段の買い物で無駄遣いをしにくくなる効果もありますよ。