冠婚葬祭や思わぬケガ・病気など、3万円程度の急な出費が発生することもありますよね。3万円の借入れを予定しているものの、今すぐ借りるにはどうしたらよいのか、注意すべきことはあるのかなど、さまざまな不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、今すぐ3万円を借りる方法をわかりやすく解説します。借入時の注意点やおすすめの金融機関も紹介するので、今すぐお金が必要な人はぜひ参考にしてください。
元銀行員/mybest 金融サービス情報コンテンツ担当
大島凱斗
元銀行員として、法人顧客の経営支援・融資商品の提案、個人顧客の資産運用相談業務を担当。現在は日本最大級の商品比較サービスmybestにて金融・サービス商材の情報提供コンテンツを統括している。
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目次
審査なしで3万円を借りることは可能です。特に無職やブラックリスト状態の人は審査の有無が気になるところですが、なかには信用情報や返済能力を問わず利用できる方法もあります。審査なしで3万円を借りる方法を紹介するので、利用できる方法があるかチェックしてみてください。
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すでにキャッシング枠がついているクレジットカードを持っていれば、コンビニのATMから審査なしですぐに現金を引き出せます。Web上で借入れを申込み、クレジットカードの引き落とし口座に振込みを依頼することも可能です。
一般的にキャッシング枠の利用限度額はカードローンに比べて低めですが、3万円程度の少額の借入れなら十分でしょう。一括払いやリボ払いなど、返済方法が幅広く用意されている点もメリットです。返済時の自分の経済状況にあわせて返済方法を選択できます。
ただし、キャッシング枠がない場合、利用枠を新たに設定するための審査が必須です。手続きには1〜2週間かかる場合があるので注意しましょう。また、キャッシングを利用すると、ショッピング枠で使える分が減ることも注意すべきポイントです。
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生命保険に加入しているなら、保険会社からお金を借りる方法もあります。契約者貸付と呼ばれ、解約返戻金がある保険に加入していれば、解約返戻金の一定範囲内で借入れが可能です。
保険会社に利息を払う必要はありますが、一般的には消費者金融や銀行のカードローンよりも低利率で借入れできます。ただし、利息は1年ごとに更新されることを覚えておきましょう。借入れから1年後には、返済できていない利息に対する利息が発生してしまいます。
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すぐに審査なしで3万円を借りたいときは、ブランド物の時計やバッグなどを担保に、質屋からお金を借りることも検討してみてください。信用情報や返済能力などの調査がないので、消費者金融の審査に落ちた人や、無職・ブラックリスト状態の人でもすぐに現金化が可能です。
ただし、市場価値のある品物を保有していなければ、3万円すら借りられない可能性があります。また、質預かりの期限は3カ月間が目安です。期限までに返済できなければ、担保にした品物が返ってこなくなることも理解しておきましょう。
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厳密には借入れではありませんが、一時的な支払いには後払いアプリも活用できます。後払いアプリとは、商品購入の支払いを先送りにできるスマホアプリのこと。多くの後払いアプリは審査がなく、審査があっても簡単な形式で実施されます。
クレジットカードのような感覚で利用できるため、一時的に代金をまかないたいときに便利です。ほしい品物があるものの、給料日前で3万円が手元にないときなどに活用できるでしょう。
ただし、後払いアプリを使って現金を受取ることはできません。あくまでも支払いを後回しにできるだけで、現金化はできないことを理解しておきましょう。
審査や所定の条件はあるものの、無職の人や専業主婦(夫)でもお金を借りることは可能です。ここでは無職の人が3万円を借りられる方法として、配偶者貸付と公的融資を紹介します。
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配偶者貸付を利用すれば、専業主婦(夫)の人でも3万円を借りられる可能性があります。配偶者貸付とは、申込者と配偶者の収入を合算して審査を行う制度のこと。配偶者に安定した収入があれば、無収入の状態でも借入れできます。
配偶者貸付を利用するには配偶者の同意が必須です。配偶者に借入れを隠すことはできないので注意しましょう。なお、借入れできる金額は、配偶者とあわせた年収の3分の1までにおさまります。
配偶者貸付対応のカードローンは銀行に多い傾向があるため、まずは日常的に使っている銀行のローン商品を調べてみましょう。そのほか、ネット銀行やメガバンクのカードローンも探してみてください。
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生活費に困っているのであれば、公的融資から優先的に検討しましょう。公的融資とは、国や地方自治体が取扱う融資制度です。生活困窮者の支援を目的としているため、無職やブラックリスト状態の人も利用できる可能性があります。
例えば、公的融資のひとつである生活福祉資金貸付制度(外部サイト)は、低所得者世帯や障害者世帯、高齢者世帯が対象です。お金の使い道に応じて4つの種類に分かれており、所定の貸付条件を満たせば融資を受けられます。各資金の貸付条件や申込み方法などが知りたい人は、地域の社会福祉協議会に問い合わせてみてください。
ほかにも、求職者向けの求職者支援資金融資(外部サイト)、ひとり親世帯が対象の母子父子寡婦福祉資金貸付金制度(外部サイト)などが用意されています。利用条件は制度ごとに異なるため、条件に当てはまるものがないか調べてみましょう。
今すぐ3万円を借りたいなら、夜間や休日でもスムーズに審査してくれる消費者金融を選ぶとよいでしょう。消費者金融をおすすめする理由は4つあります。
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消費者金融には最短即日融資に対応しているところも多く、今すぐに3万円を借りたいときに便利です。申込み後に審査は行われるものの、最短3分〜1時間程度で融資を受けられるケースも少なくありません。電話で急いでいる旨を伝えると、優先的に審査を進めてくれる場合もあります。
少額なら、はじめての利用でも審査に通過しやすい傾向があるため、過去に金融トラブルなどを起こしていなければ、即日融資を受けられる可能性は比較的高いでしょう。
年中無休で営業している消費者金融を利用すれば、土日でもお金を借りられます。公的融資制度や銀行のローンで借入れを行う場合、平日でなければ対応してもらえないことがほとんどです。消費者金融であれば、Web申込みを24時間365日受け付けているケースもあるため、平日の日中に時間を作りにくい人でも隙間時間で手続きを完了できるでしょう。
ただし、なかには休日審査や即日融資に対応していない消費者金融もあります。申込む時間帯によっては即日融資を受けられない可能性もあるので、できる限り余裕をもって行動しましょう。
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Web申込みに対応している消費者金融では、来店不要で借入れが可能です。忙しくて店舗に足を運ぶ時間がない場合でも、スマホやパソコンを使っていつでもどこでもお金を借りられます。
Web申込みを利用すれば、カードなしで契約できる点もメリットです。カードの到着を待つ必要がないほか、カードが原因で消費者金融の利用を周囲に知られてしまう事態を防げるでしょう。
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消費者金融を含む金融機関のなかには、初回利用の人を対象に無利息期間を設けているところもあります。無利息期間中は金利がかからないため、期間中に完済できれば利息なしで借入れが可能です。
無利息期間の長さは金融機関によって異なりますが、ほとんどの場合は30日間程度に設定されています。無利息期間の開始日も金融機関によってさまざまで、一般的には初回契約の翌日または初回借入れの翌日です。
無利息期間が終了すると、通常の金利が適用されます。また、無利息期間中でも元金の返済は必要なので、返済を忘れないように注意しましょう。
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銀行カードローンに比べて、消費者金融は少額から借りやすい傾向があります。銀行カードローンでは最低借入額を10万円に設定しているところが多いですが、消費者金融では1万円から借りられることがほとんどです。
最低借入額の高いカードローンをむやみに利用すると、必要以上に借りすぎてしまう恐れがあります。3万円程度の少額を借りたいときには、最低借入額が比較的低い消費者金融のほうが向いているでしょう。
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3万円を借りたときの利息総額と毎月返済額をシミュレーションしてみましょう。カードローンの利息は一般的に、「利息=借入残高×適用金利÷365日×利用日数」で計算されます。
金利が18%、返済期間を1カ月、半年、1年とした場合、利息の総額と毎月返済額のシミュレーション結果は以下のとおりです。
返済シミュレーションを活用すれば、利息や毎月返済額を把握したうえで返済プランを立てられます。消費者金融などの公式サイトでは返済シミュレーションが用意されているため、借入れを申込む前に試算してみましょう。
次に、3万円を借りるときの注意点を5つ解説します。審査の通過や計画的な借入れのためにも重要なポイントなので、申込み前に確認しておきましょう。
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消費者金融の審査に申込む際は、他社借入れと信用情報が必ずチェックされます。
他社を含めた借入総額が年収の3分の1を超える場合、消費者金融は新たに貸付けを行うことができません。これは貸金業法の総量規制に基づくルールです。総量規制に抵触すると審査に落ちてしまうため、他社からの借入れは事前に返済しておくとよいでしょう。
消費者金融をはじめとした金融機関の審査では、信用情報機関への照会も行われます。信用情報機関とは、クレジットやローンなどの契約や申込みに関する情報を管理・提供する機関のこと。
現在の借入状況のほか、過去に支払い遅延がないか、債務整理や自己破産をしていないかなども情報共有されています。信用情報に問題がある場合は審査の通過が難しいと考えておきましょう。
参考:日本貸金業協会「お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)」(外部サイト)
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表
飯田道子
3万円程度の少額であれば、どの会社でも貸してくれると考えている人は少なくありません。しかし、あくまでも個人が借りられるのは、年収の3分の1まで。すでに他社で総量規制に抵触するまで借りている場合には、たとえ少額でも借りることはできません
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消費者金融を含むカードローンの審査では、他社の借入状況や信用情報だけでなく、返済能力も同時に審査されます。複数社から借りている人や年収の3分の1近くまで借りている人は、お金に余裕がなく返済能力に欠けると判断される可能性も。
また、会社員や公務員などの安定収入がある人のほうが、返済能力が高いと判断されやすくなります。勤務先に虚偽がないかを確かめるために、社員証の提出を求められたり、職場への電話確認が行われたりする点にも注意してください。
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どの方法で3万円を借りるかどうかを問わず、お金を借りる際は本人確認書類の提出が求められます。消費者金融や公的融資、質屋などでは、借入れの申込み時に本人確認書類が必要です。運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などを準備しておきましょう。
配偶者貸付を利用する際は、自身の本人確認書類に加えて、配偶者の本人確認書類や夫婦の氏名・続柄が記載された住民票なども必要です。書類が不足していると審査に通過できないため、申込み前に必要な書類を取り寄せておきましょう。
カードローンに申込む際、他社借入れを含む借入金額が100万円を超える場合は収入証明書も必要です。また、収入の要件が決まっている公的融資などでも、収入証明書の提出を求められることがあります。
源泉徴収票や給与明細書、確定申告書などが利用できますが、基本的には直近の書類を用意しなければいけないので注意しましょう。
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3万円を借りる際は金利などの貸付条件を確認し、事前に返済計画を立てておきましょう。返済期日を守って確実に返済するには、少額であっても返済プランを立てることが重要です。計画的に利用することで、不必要に借りすぎてしまうことも防げます。
カードローン会社の公式サイトでは、返済シミュレーションが用意されていることも。借入希望額などを入力すれば、毎月の返済額や返済回数、利息などを試算できるので、返済計画を立てる際に活用しましょう。
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たとえ3万円の少額でも、見ず知らずの個人からお金を借りてはいけません。個人からお金を借りることを個人間融資といい、相手方が貸金業者の登録を受けず、違法にお金を貸付けている可能性があります。
貸金業者の登録がない個人からお金を借りると、金利が高すぎるだけでなく違法な取り立てが行われるケースもあるでしょう。貸金業者の登録番号がない場合はもちろん、登録番号を詐称している場合もあるので十分注意してください。
また、審査なしを謳っている貸金業者も違法業者の可能性が高いので、利用は避けましょう。貸金業者は利用者の収入や借入状況などを調査するよう義務付けられており、審査で返済能力を確認しないのは違法行為とされます。
正規の貸金業者かどうかを調べるには、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」(外部サイト)で検索してみましょう。登録されていない業者は違法業者と判断できるため、利用しないように注意してください。
※参考:e-Gov法令検索「貸金業法 第十三条」(外部サイト)
3万円を即日借りられるカードローンはたくさん存在します。なかには、スマホアプリだけで申込みや審査、借入れができるものも。それぞれに異なるメリットがあるので、できるだけお得に借入れができる金融機関を選ぶことが大切です。
どの金融機関を選んでよいのか迷ったときは、以下のページを参考にしてみてください。各カードローンをランキング形式で紹介しているので、借入先を検討する際に役立てられるはずです。
提供元: mybest
公開日:2023年03月09日
更新日:2024年12月14日
※本記事に掲載されている情報は2023年03月09日時点のものです。お申込みの際は各社公式サイトに記載の最新の情報を必ずご確認ください。
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CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表
飯田道子
クレジットカードのキャッシングには、消費者金融とさほど変わらない金利が適用されています。キャッシング枠を持っているなら、利用を検討すると良いでしょう。 とはいえ、新たにキャッシング枠を追加する場合には、消費者金融よりも時間がかかってしまいます。クレジットカードでキャッシングを考えているのなら、あらかじめ枠の申込みをしておくと安心です。