岡三オンラインの基本情報を確認しよう
岡三証券グループのネット専門取引サービスである、岡三オンライン。証券総合取引口座の開設から入金、発注までネットで完結できるので、スムーズな取引に役立ちます。
まず岡三オンラインの基本情報として、即時入金サービスの概要や口座開設方法をチェックしましょう。
振込手数料無料の即時入金サービスに対応
岡三オンラインの即時入金サービスを使うと、提携金融機関から証券総合取引口座へ手数料無料で入金できます。提携金融機関は、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・PayPay銀行・セブン銀行・楽天銀行・住信SBIネット銀行などです。いずれも、インターネットバンキングを契約している必要があります。
岡三オンラインのログイン後画面で入金指示をすると、即時に証券総合取引口座へ反映可能です。窓口やATMに行く手間が省けるので、取引のタイミングを逃しにくいでしょう。
サービスの利用可能時間は金融機関によって異なるものの、多くの場合、定期メンテナンス時間を除いて24時間対応です。なお、手続き完了が17:00以降の場合、買付可能額にはすぐに反映されるものの、入金の取扱いは翌営業日になります。信用取引で追加証拠金が発生するなど、当日中に入金が必要なケースでは、早めに入金指示を済ませましょう。
ちなみに岡三オンラインでは、銀行振込みでの入金もできます。提携金融機関の口座を持っていない、もしくはネットバンキングが未契約の場合、金融機関の窓口やATMなどを経由して証券総合取引口座へ入金しましょう。
口座開設の申込みはネットで受付
岡三オンラインの口座はネットで開設できます。事前に、マイナンバーカードがあれば同書類1点のみ、ない場合は個人番号が記載された通知カード等に加え、運転免許証や住民基本台帳カードを準備してください。
書類が用意できたら公式サイトにアクセスし、「口座開設」のページを開きましょう。信用取引口座など、証券総合取引口座と一緒に開設したい口座があれば、チェックを入れて申込みフォームに進んでください。フォーム画面でメールアドレスを入力すると口座開設申込専用URLが届くので、受信トレイを開いてURLにアクセスします。
アクセス後、まずは氏名・住所などの基本情報を入力しましょう。次に、①「画像アップロードによる提出」②「ご自身で書類を印刷する」③「書類を請求する」のいずれかの方法を選択し、確認書類を提出します。
できるだけ早く口座を開設するなら、書類の郵送が不要な①がおすすめです。ただし住民票の写しなど、マイナンバーカード・通知カード・運転免許証・住民基本台帳カード以外の書類を提出する場合は、②③しか選べません。
今回は、画像アップロードで確認書類を提出する流れを詳しく紹介します。まず、用意した書類の両面を撮影し、JPGやPNGなどのファイル形式でアップロードしましょう。岡三オンライン側で審査が完了すると、口座開設完了のメールが届きます。
ログインパスワード確認画面のURLと認証キーが記載されているので、アクセスしてログインパスワードを確認し、詳細情報を入力しましょう。実際に取引を始める際は、後日郵送される取引パスワードの情報も忘れずにチェックしてください。
なお岡三オンラインでは、申込時期によってキャンペーンコードを配布しているケースも。お得な特典を受け取れるチャンスなので、キャンペーンページなどでコードが配布されている場合は、申込時に入力しましょう。



岡三オンラインはサービス開始直後から取引手数料の安さと視認性・操作性の高い取引ツール「岡三ネットトレーダープレミアム」が好評で、日本株デイトレードをメインとする多くのトレーダーに支持されているネット証券です。
創業100年以上を誇る岡三証券のグループ会社で、2006年1月にインターネット専業の証券会社として設立されました。2022年1月に岡三オンラインは岡三証券と経営統合され、特定口座の扱いが変更になっていることには注意しましょう。岡三オンラインと岡三証券は別会社で、もともとはそれぞれに特定口座を開設できましたが、経営統合以降は1つの証券会社として扱われます。
岡三オンラインはIPO申込みに欠かせないネット証券として人気があります。一般的なIPOの申込みは、抽選時に重要申告株価・株数に相当する「前受金」を口座に入金していなければ当選できないルールとなっています。そのため、口座残高が多ければ多いほどIPOに当選しやすい仕組みです。一方、岡三オンラインはこのような前受金が一切不要なので、資金拘束なしでIPO抽選に参加できるのが大きなメリット。IPO抽選方式も独自ルールを採用しており、過去の取引実績が多いと当選確率が上がります。
対面証券会社である岡三証券が引き受けたIPO銘柄については、委託幹事として岡三オンライン証券でも申込み可能。メイン口座としてのみならず、IPO申込み用にサブ口座として開設しておくのもよいでしょう。
岡三オンラインが取り扱いしている「くりっく365」「くりっく株365」では、経験豊富な専任アドバイザーによるアドバイスが受けられる「対面サポートコース」も選択できます。老舗対面証券のコンサルティングサービスを活用できることが岡三オンラインの特徴でもあり、他のネット証券での取引に不安を感じていた方であれば、相場見通しなどを直接専門家に相談して取引に活かせる環境があります。
※掲載情報は2025年6月時点