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極端であればどちらも良くありません。 急激にインフレが起これば経済が混乱します。今日1万円で買えるものが一週間後には2万円になっている、というような状況が発生すれば大変なことになりますよね。過去にはそういうハイパーインフレと言われる状況が実際に起こった国もありました。 そこまで極端ではなくても、コストの増大による物価の上昇は経済にダメージを与えます。今まさに日本が経験していることですが、石油も食品も値上がりが激しく、その結果として国民が買えるものが減少していますよね。こういうコスト増加によるインフレは望ましいものではありません。 逆にデフレがずっと続くのも問題です。日本は近年までデフレ経済でしたが、その結果として全然経済成長できなかったわけですね。 いわゆるデフレスパイラルというものですが、バブル崩壊後の日本は安さ競争に走ってしまって物価が上がらず、物価が上がらないから給料も良くならず、給料が良くならないからさらに経済が悪化して・・・という状況に陥りました。 資本経済においては、緩やかなインフレ傾向が続くのが最も良いと考えられています。 経済発展が起これば物価は自然と上がっていくので、安定的に緩やかにインフレが起こっていくことは経済発展においては正しい状態なわけです。 日本銀行も目標としてインフレ率2%を掲げていますが、年間数%ずつ物価が上がっていくのは健全な経済と言えるわけです。
回答日:2025/03/17
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