江戸幕府はしばしば贅沢の禁止令を出しました。何故ですか。経済が発展して幕府も潤うんじゃないですか。

江戸幕府も大方の武士階級も、一次生産品である米を中心とした農作物の収穫にかかる年貢に財政収入を依存していました経済が発展し、贅沢品嗜好品の需要が増えると一次生産品の価値は相対的に下落しますそうするとそこにかけている税を基本とする武士階級の収入や国庫とも言える幕府の歳入も相対的に下落するのです

他人の贅沢が自分の生活向上になる。ということが理論化されて、まだ100年たっていません。生活の苦しさを他人の贅沢に転嫁して犯人探しをするのは分かりやすい。

江戸幕府はしばしば、贅沢禁止令、を出したがなぜか、経済が発展して幕府も潤うのではないか、、、江戸時代の国民は大方が貧困層で贅沢は出来ないので、経済発展まで動かない。ですので、少数の大名、大店の主、等の贅沢を制限をした。この様な、風潮、は昭和30年代まで続いた。「贅沢しません勝つまでは」ではないが贅沢は日本には、馴染まないのです。

それは国立大学を出たという無知で無能な詐欺師、経済学者の考え方です現実は違いますでは、島があったとしますそこには10人の人間がいて農業で生きていますこの島の人間が、それぞれ1人分の食料しか作れない場合この島で生きていけるのは 10人が上限となりますでは2人分の食料が作れたとしたら島では20人まで生活できます 10人が農業残りの10人はそれ以外のおまけ職業でも生活ができます農業をやってない10人のうち腕っぷしが強い者が現れ残りの9人を殺して 10人分の食糧を1人占めしましたこれが武士です島の人口は11人農民が10人いてその農民が生み出す食料で生きる自称、武士、という役立たずが1人になるわけですしかし、この武士が10人分の贅沢では満足できなくなり 12人分の食糧を取り上げたらどうなるでしょう農民10人は8人分の食糧で生活しなくてはならなくなります農民は満足な生活ができなくなり貧困になります更に武士の贅沢が進み 15人分の食糧を取り上げたらどうなるでしょう農民10人は5人分の食糧で生活するしかなくなり餓死する者も出てくるでしょう 20人分の食糧を生み出していた島は農民が減ることで、どんどん食料が減り生きていける人間の数も減るわけです武士が贅沢をやめなければこの島で生きられる人間の数はいずれ、ゼロ、になりますわかりましたね？人間が生きるには資産が必要ですその国が生み出す資産には上限がありますしかし資産を生み出さない消費だけしている者が贅沢を始めて資産消費を増やすと資産を生み出している者の生活がどんどん困窮しますそのうち、資産を生み出していた者たちの数が減り始めその国はどんどん貧乏になりますこれが今の日本の状況です