解決済み

ちょっと難しい話をする前に、まずは身近な日常の“もやもや”について考えてみましょう。皆さん、普段の生活で「これっておかしいな？」と思う瞬間、ありませんか？

ちょっと難しい話をする前に、まずは身近な日常の“もやもや”について考えてみましょう。皆さん、普段の生活で「これっておかしいな？」と思う瞬間、ありませんか？たとえば、働いたのに生活はあまり楽にならないとか、目の前の現象と理論の説明がどうも合わない、と感じたことはありませんか？ 難しい言葉で「資本家と労働者の矛盾！」なんて言うと、急に頭が硬くなってしまいそうですが、実はその矛盾はあなたの目の前にごろごろ転がっています。もしも、私たちのあたりまえが全部矛盾だとしたら、あなたはどこに気づくでしょうか？理論書を読んで「カッコいい理論」を知るだけではなく、日常の小さな現象の中に潜む不思議やズレを自分の目で観察し、考えてみることこそが、本当に大事な第一歩なのです。 ここで、資本家と労働者の矛盾！なんて言っても、 ただ言ってるだけですよ（笑） 「労働者が作ったのに、なんで自分の物にならないの？」 「労働者が作った商品を買うのも労働者でしょ？」 「資本家は肉体労働してないのに、なぜ金がもらえるの？」 「労働者はいくら働いても、なんで生活楽にならないの？」 「労働が喜びだって？チャイムが鳴ったら、なんで、みんな 大喜びで帰るの？」 こんな風に具体化し、一つ一つの中に「矛盾」をみつけないと、 何の意味もないですよ（笑） 「矛盾だ！」とか「テーゼ、アンチテーゼ」と言うことが カッコいい！なんておかしいですよ。 「マルクスについての本」を読んで「マルクスが書いた本」は 読まないという悪習があるみたいなんです（笑） そこで質問ですが、皆さんは日常生活の中で、ふとした瞬間に「労働者と資本家の矛盾」を感じたことはありませんか？ たとえば、スーパーで自分が買う商品もまた労働者が作ったもので、しかもその商品を買うのも結局別の労働者だったり、職場で朝から晩まで汗水たらして働いても給料は思ったほど増えなかったり、あるいは上司や経営者はほとんど肉体労働をしていないのに、自分よりずっと多くの報酬をもらったり――そんな一つひとつの瞬間が、実は「矛盾」の象徴かもしれません。 ただ、「矛盾だ！」とか「テーゼ、アンチテーゼ！」とカッコよく言うだけでは、正直、何の実感もわきませんよね。本当に大事なのは、日常の些細な現象の中にある矛盾を具体的に見つけて、自分の頭で考えることです。例えば、働くことが喜びだと言われるのに、チャイムが鳴った瞬間にみんな大喜びで帰るのはなぜなのか、労働者が作った商品を買うのも結局労働者自身なのに、富はなぜ資本家に集まるのか――そんな光景の一つひとつに、マルクスが指摘した現実の矛盾が隠れています。 日常生活の中で、こうした小さな矛盾を見つけて、自分なりに分析してみると、理論書を読んでいるだけでは見えてこなかった社会の構造や現実の本質が、少しずつ見えてくるかもしれません。そして、笑ってしまうような矛盾も含めて、「なぜそうなるのか」を考えること自体が、理論を理解するための最初の一歩になるのです。 皆さんは、普段の生活の中でどんな矛盾に気づき、どんな風に考えますか？たとえば、働いたのに生活が思ったほど楽にならない瞬間や、目の前の現象と理論のズレに気づいた瞬間など、どんな小さなことでも構いません。その矛盾を見つけること自体が、理論を生きたものにする鍵かもしれません。 ๑๐/๑๑

dans katさん